犬のてんかん発作の対処法|症状・原因・治療・生活管理

犬と健康

はじめに|突然の発作に備えて正しい知識を

愛犬が突然、全身を痙攣させて倒れる—そんな光景を目の当たりにした飼い主さんは、大きなショックと不安を感じることでしょう。犬のてんかんは決して珍しい病気ではなく、犬の約0.5〜1%が罹患するといわれています。アニコム損保の調査によると、特にゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバー、ビーグルなどの犬種では発症リスクが高いことがわかっています。

てんかん発作を初めて目撃すると、飼い主さんは「何が起きているのか」「どう対処すべきか」と混乱してしまいがちです。しかし、正しい知識と適切な対処法を身につけておけば、落ち着いて愛犬をサポートすることができます。

本記事では、てんかん発作の症状の見分け方、発作時の応急処置、投薬管理、日常生活での注意点まで、獣医師監修の信頼できる情報をもとに、約6,000字で徹底解説します。

⚠️ この記事で学べること
  • てんかん発作の症状と前兆の見分け方
  • 発作時の正しい応急処置と「してはいけないこと」
  • 特発性てんかんと構造的てんかんの違い
  • 抗てんかん薬の種類と投薬管理のポイント
  • 日常生活での食事・運動・ストレス管理
  • ペット保険の活用とてんかん管理用品の選び方

てんかん発作とは?|脳の異常な電気活動による症状

てんかんとは、脳の神経細胞が一時的に異常な電気活動を起こすことで、繰り返し発作を引き起こす慢性的な脳の病気です。人間のてんかんと同様、犬のてんかんも「単発の発作」ではなく、「繰り返し起こる発作」が特徴です。

てんかん発作は、脳の異常な電気的興奮が広がる範囲や、その影響を受ける身体の部位によって、さまざまな症状を示します。京都北山動物病院の解説によると、てんかん発作は大きく以下の3つのステージに分類されます。

発作の3つのステージ

ステージ 名称 主な症状
第1段階 前兆期(アウラ) ・不安そうにそわそわする
・隠れる、飼い主にしがみつく
・意味もなく口をペチャペチャ鳴らす
・焦点が定まらない目つき
※飼い主が気づきにくいことも多い
第2段階 発作期(イクタス) ・全身がこわばってピクピク痙攣する
・意識を失って倒れる
・手足を突っ張らせながら痙攣
・よだれや白い泡が出る
・尿失禁・便失禁
・「自転車漕ぎ運動」(手足をばたつかせる)
第3段階 発作後期(ポストイクタス) ・意識が朦朧として方向感覚を失う
・ふらふら歩き回る
・一時的に視力を失ったように見える
・落ち着きがない、興奮状態
・数分〜数時間続くこともある

発作の種類

てんかん発作は、脳のどの部分が影響を受けるかによって、以下の2タイプに分類されます。

① 全般発作(全身性発作)

脳全体に異常な電気活動が広がり、全身に症状が現れるタイプです。最もよく見られるてんかん発作で、以下のような症状が特徴的です。

  • 全般強直間代発作:全身がこわばり(強直)、その後ガクガクと痙攣(間代)を繰り返す
  • 意識消失:発作中は呼びかけに反応しない
  • 自律神経症状:よだれ、失禁、瞳孔散大など
  • 持続時間:通常2〜3分、長くても5分以内に自然に止まる

② 焦点発作(部分発作)

脳の一部だけに異常な電気活動が起こるタイプです。全般発作に比べて症状が軽度で、意識が保たれることもあります。

  • 顔面の痙攣:口元や目の周りがピクピクする
  • ガムを噛むような動作:口をくちゃくちゃさせる
  • ハエ追い行動:何もないのに視線を動かし続ける
  • 一側性の痙攣:体の片側だけが痙攣する
💡 発作と失神の違い

東京動物病院の解説によると、てんかん発作と心臓疾患による失神は症状が似ているため、区別が重要です。

  • てんかん発作:前兆あり、痙攣・よだれ・失禁、発作後も意識朦朧
  • 失神:前兆なし、倒れるだけ(痙攣は軽度)、すぐ意識回復

判断に迷う場合は、発作の様子を動画撮影して獣医師に見せることが診断の助けになります。

てんかんの原因|特発性と構造的てんかんの違い

犬のてんかんは、原因によって大きく2つのタイプに分類されます。

① 特発性てんかん(原因不明のてんかん)

犬のてんかんの約60〜70%を占めるタイプで、MRIや血液検査などで脳に明らかな異常が見つからないものを指します。PS保険の解説によると、特発性てんかんの多くは遺伝的要因が関与していると考えられています。

特発性てんかんの特徴

  • 発症年齢:生後6ヶ月〜6歳(若齢期)に多い
  • 遺伝性:家族歴があることが多い
  • 好発犬種:ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ビーグル、ダックスフンド、プードル、キャバリア、ボーダー・コリー、シベリアン・ハスキーなど
🧬 遺伝性てんかんとは

啓告動物病院の解説によると、特発性てんかんはさらに細かく分類されます。

  • 遺伝性てんかん:遺伝子検査で確認できる遺伝的なもの
  • おそらく遺伝性てんかん:遺伝が疑われるが確定できないもの
  • 原因不明のてんかん:遺伝も含め原因が特定できないもの

② 構造的てんかん(症候性てんかん)

脳に器質的な病変(明らかな異常)があるために起こるてんかんです。MRIやCT検査で脳の異常が確認できます。

主な原因

  • 脳腫瘍:高齢犬に多い
  • 脳炎:感染症や免疫介在性疾患(肉芽腫性髄膜脳脊髄炎など)
  • 先天的な奇形:水頭症など
  • 外傷:交通事故や転落による脳損傷
  • 脳血管障害:脳梗塞、脳出血

③ 反応性発作(てんかんではない発作)

脳以外の全身疾患が原因で起こる発作です。厳密には「てんかん」とは異なります。

  • 低血糖:小型犬や糖尿病治療中の犬
  • 肝性脳症:肝臓の機能不全
  • 腎不全:尿毒症による脳障害
  • 中毒:チョコレート、キシリトール、殺虫剤など

てんかん発作時の正しい対処法|慌てず安全確保が最優先

愛犬がてんかん発作を起こしたとき、飼い主さんがどう対応するかが重要です。ピースワンコの獣医師ガイドによると、以下の手順で対処しましょう。

発作時の対処ステップ

✓ 発作時にすべきこと

  • ① 落ち着く:深呼吸して冷静になる(焦っても発作は止まらない)
  • ② 時計を確認:発作の開始時刻と持続時間を記録
  • ③ 周囲の安全確保:家具や階段から離れた安全な場所へ移動(可能なら)
  • ④ 障害物を除ける:ぶつかる危険のあるものを遠ざける
  • ⑤ 静かに見守る:大声を出さず、照明を暗めにして刺激を減らす
  • ⑥ 動画撮影:スマホで発作の様子を記録(診断に役立つ)
  • ⑦ 発作後のケア:発作が止まっても無理に起こさず、静かな場所で休ませる
❌ 発作時に絶対にしてはいけないこと

わんちゃんホンポの警告によると、以下の行動は危険です。

  • ① 体に触れる・抱きしめる:無意識に噛みつくことがあり危険
  • ② 体を激しく揺さぶる:発作は止まらず、怪我のリスクが高まる
  • ③ 口に手や物を入れる:「舌を噛まないように」と口に物を入れるのは窒息の危険
  • ④ 水や薬を飲ませる:誤嚥(気管に入る)の危険
  • ⑤ 大声で呼びかける:聴覚刺激が発作を悪化させることも
  • ⑥ 犬から離れる:発作後に転倒や怪我をする可能性

すぐに動物病院へ連絡すべき緊急サイン

以下の場合は緊急事態です。すぐに動物病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。

  • 発作が5分以上続く:重積発作(てんかん重積状態)の可能性
  • 1日に2回以上発作が起こる:群発発作の可能性
  • 発作が止まってもすぐに次の発作が始まる:重積発作の疑い
  • 初めての発作:原因を特定するため早急な診察が必要
  • 高齢犬(7歳以上)の発作:脳腫瘍など重篤な原因の可能性
📹 発作の記録が診断の鍵

ゆきちろろ動物病院の推奨によると、発作の記録は以下の情報を含めましょう。

  • 発作の日時
  • 発作の持続時間
  • 発作前の様子(前兆はあったか)
  • 発作中の症状(どの部分が痙攣したか、意識はあったか)
  • 発作後の様子(どのくらいで回復したか)
  • 動画(可能なら)

記録用のノートやアプリを活用すると、診察時にスムーズに情報を伝えられます。

てんかんの診断と検査

てんかんの診断は、問診、身体検査、各種検査を組み合わせて行われます。

主な診断手順

① 問診と発作歴の確認

  • 発作の回数と頻度
  • 発作の様子(動画があると最適)
  • 年齢、犬種、家族歴
  • 投薬歴や既往症

② 血液検査

  • 肝臓・腎臓機能のチェック
  • 血糖値、電解質バランス
  • 感染症の有無

③ 画像検査

  • MRI(磁気共鳴画像):脳腫瘍、脳炎、奇形などを検出
  • CT(コンピュータ断層撮影):骨や石灰化の異常を検出

④ 脳脊髄液検査

脳炎や感染症が疑われる場合、脳脊髄液を採取して分析します。

てんかんの治療|抗てんかん薬による発作コントロール

てんかんは基本的に完治が難しい病気ですが、抗てんかん薬を用いることで発作の頻度と重症度を減らし、愛犬の生活の質(QOL)を維持することが可能です。

治療の目標

渡辺動物病院の治療指針によると、てんかん治療の目標は以下の通りです。

  • 短期目標:発作頻度を投薬前の50%減少
  • 長期目標:発作を3ヶ月に1回未満に抑える
  • 最終目標:副作用を最小限に抑えながら、発作ゼロを目指す

主な抗てんかん薬

薬剤名 特徴 投与回数 副作用
ゾニサミド
(コンセーブ、エピレス)
日本で開発された薬。副作用が比較的少ない。第一選択薬として使用されることが多い。 1日2回
(食事と一緒に)
食欲低下、嘔吐、下痢、元気消失(まれ)
フェノバルビタール 最も古くから使われている薬。約70%の犬に効果あり。安価だが副作用が多い。 1日2回 多飲多尿、食欲増進、鎮静、肝酵素上昇、長期使用で肝障害
レベチラセタム
(イーケプラ)
血中濃度が短期間で安定。単独では効果が弱いことも。 1日3回 元気消失、食欲低下(比較的少ない)
臭化カリウム 単独では効果が弱いため、他剤との併用が多い。腎機能が低下している犬には使用できない。 1日1〜2回 嘔吐、食欲不振、鎮静、後肢の脱力

投薬開始の判断基準

すべてのてんかん発作が投薬治療の対象になるわけではありません。桑原動物病院のてんかん専門サイトによると、以下の場合に投薬を開始します。

  • 発作が月に2回以上起こる
  • 発作が群発する(24時間以内に2回以上)
  • 発作が5分以上続く(重積発作のリスク)
  • 発作後の回復に24時間以上かかる
  • 構造的てんかん(脳に器質的異常がある)と診断された

投薬管理のポイント

✓ 投薬を成功させるコツ

  • 毎日決まった時間に投与:血中濃度を安定させるため時間厳守
  • 絶対に自己判断で中断しない:急な中止は重積発作を引き起こす危険
  • 飲み忘れた場合:気づいた時点ですぐ投与。次の投与時間が近い場合は1回スキップ(2回分まとめて飲ませない)
  • 定期的な血液検査:薬の血中濃度と肝臓機能をチェック(初回は投与開始2週間後、その後3〜6ヶ月ごと)
  • 投薬補助おやつの活用:メディボールなどで薬を包んで与えると飲ませやすい
⚠️ 投薬中の注意点
  • 副作用のモニタリング:食欲、飲水量、排尿、活動性の変化に注意
  • 他の薬との相互作用:新しい薬を処方される際は必ず「てんかん薬を服用中」と伝える
  • 妊娠・授乳中:抗てんかん薬は胎児に影響する可能性があるため、繁殖を考えている場合は事前に獣医師に相談

てんかん犬の日常生活管理|食事・運動・ストレス対策

投薬治療と並行して、日常生活の質を高めることが発作の予防につながります。

食事管理

アマリコの栄養学的解説によると、食事そのものでてんかんを治すことはできませんが、栄養バランスが発作頻度に影響する可能性があります。

食事管理のポイント

  • 規則正しい食事時間:毎日同じ時間に同じ量を与える
  • 低炭水化物・高脂肪食:一部の研究で発作頻度の減少が報告されている(獣医師に相談)
  • 中鎖脂肪酸(MCT)の活用:てんかん治療食として推奨されることがある
  • 添加物を避ける:人工着色料や保存料を含まない自然なフード
  • 水分補給:特にフェノバルビタール服用中は多飲多尿になるため、常に新鮮な水を用意

運動とストレス管理

コルディ研究所の解説によると、ストレスは発作の誘発因子になり得るため、穏やかな生活環境を整えることが重要です。

ストレス管理のコツ

  • 規則正しい生活リズム:食事・散歩・睡眠の時間を固定
  • 穏やかな運動:激しい運動は避け、適度な散歩を毎日継続
  • 過度な興奮を避ける:来客時やドッグランでの激しい遊びは控えめに
  • 安心できる居場所:静かで暗めのクレートやベッドを用意
  • 睡眠不足の予防:十分な睡眠時間を確保(成犬で12〜14時間)

環境整備

発作時に怪我をしないよう、住環境を整えることも大切です。

  • 段差の対策:階段にゲートを設置、ソファに上らせない
  • 角の保護:家具の角にクッション材を貼る
  • 滑り止め:フローリングに滑り止めマットを敷く
  • 水場の注意:お風呂やプールに単独で近づけない

ペット保険とてんかん管理用品

ペット保険の重要性

てんかんの治療は長期にわたるため、医療費が高額になることがあります。初回診断時(MRI検査、血液検査など)だけで10万円以上、月々の薬代が5,000円〜15,000円程度かかることも珍しくありません。

💰 ペット保険の注意点
  • 加入前発症:てんかんと診断された後では、多くの保険で補償対象外
  • 待機期間:加入後すぐには補償されない(一般的に30日間)
  • 補償内容:通院・入院・手術それぞれの補償割合と限度額を確認
  • 慢性疾患対応:てんかんのような継続治療が必要な病気をカバーするか確認

若く健康なうちに加入しておくことが重要です。

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よくある質問(FAQ)

Q1. てんかんの犬は何歳まで生きられますか?寿命に影響はありますか?

適切な治療を受けていれば、てんかんがあっても通常の寿命を全うできることが多いです。ただし、発作が頻繁で重積発作を繰り返す場合や、投薬管理が不十分な場合は、脳へのダメージが蓄積し、寿命に影響することがあります。定期的な診察と投薬の継続が長生きの鍵です。

Q2. てんかん発作後、犬が歩き回ったり興奮したりするのはなぜ?

発作後期(ポストイクタス)と呼ばれる状態で、脳が正常な状態に戻る過程で一時的に方向感覚を失ったり、興奮したりします。数分〜数時間で自然に落ち着くため、無理に抑えようとせず、静かに見守りましょう。この間は呼びかけにも反応しにくいことがあります。

Q3. てんかんは完治しますか?

特発性てんかんの場合、完治は難しいとされています。しかし、抗てんかん薬で発作を長期間(年単位)コントロールできた犬の一部では、獣医師の指導のもと薬を減量・中止できる場合もあります。一方、構造的てんかんでは、原因となる脳の病変を治療できれば発作が止まることもあります。

Q4. 抗てんかん薬の副作用が心配です。ずっと飲ませ続けても大丈夫?

抗てんかん薬は長期服用が前提の薬で、定期的な血液検査(3〜6ヶ月ごと)で肝臓や腎臓の機能をモニタリングしながら使用すれば、多くの犬で安全に継続できます。副作用が強く出る場合は、薬の種類や用量を調整することで改善できることもあります。自己判断で中止すると重積発作のリスクが高まるため、必ず獣医師に相談してください。

Q5. ストレスや食べ物でてんかんが悪化することはありますか?

はい、ストレスは発作の誘発因子として知られています。睡眠不足、急激な環境変化、過度な興奮などは発作のリスクを高めます。また、一部の食品添加物や中毒性物質(チョコレート、キシリトール、カフェインなど)は発作を引き起こす可能性があるため、避けましょう。

Q6. てんかん発作とわかったら、飼い主は何を準備すべきですか?
  • 発作記録ノート:日時、持続時間、症状を記録
  • 動画撮影の準備:スマホをすぐ手に取れる場所に
  • 緊急連絡先:かかりつけ動物病院と夜間救急病院の番号をメモ
  • 安全な環境:家具の角を保護、滑り止めマット設置
  • 投薬スケジュール管理:アラーム設定やピルケースの活用
Q7. マンションやアパートで飼っていますが、発作時の騒音対策は?

発作中、犬が足をバタつかせることで床に音が響くことがあります。クッションマットや厚手のカーペットを敷くことで騒音を軽減できます。また、事前に近隣住民に「愛犬がてんかんの治療中で、時折発作音が出る可能性がある」と伝えておくと、理解を得やすいでしょう。

Q8. てんかんの犬を飼っていますが、散歩中に発作が起きたらどうすべき?

散歩中の発作は特に危険です。以下の対応をしましょう。

  • ① 安全な場所へ:すぐに道路脇の安全な場所へリードで誘導
  • ② 周囲に注意喚起:通行人に「発作中なので触らないでください」と伝える
  • ③ 時計確認:発作の持続時間を記録
  • ④ 静かに見守る:発作が止まるまで無理に動かさない
  • ⑤ 回復後:そのまま帰宅し、その日は安静に

発作の頻度が高い犬は、発作予兆を感じたら早めに帰宅するなど、散歩時間を調整すると良いでしょう。

まとめ|適切な管理でてんかん犬も幸せに暮らせる

犬のてんかんは、飼い主さんにとって大きな不安を伴う病気ですが、正しい知識と適切な治療・管理によって、発作をコントロールし、愛犬が快適に過ごすことは十分に可能です。

てんかん管理の5つのポイント

  • ① 発作時は落ち着いて見守る:触らない、揺さぶらない、口に物を入れない
  • ② 発作を記録する:日時、持続時間、症状を詳しくメモ・動画撮影
  • ③ 投薬を継続する:毎日決まった時間に投与、自己判断で中止しない
  • ④ 規則正しい生活:食事・運動・睡眠のリズムを整える
  • ⑤ 定期的な診察:血液検査で薬の効果と副作用をモニタリング

てんかんと診断されても、多くの犬が通常の生活を送り、飼い主さんとの幸せな時間を過ごしています。最も大切なのは、愛犬を理解し、サポートし続ける姿勢です。

🩺 獣医師への相談が最優先

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の代わりにはなりません。愛犬にてんかん発作が疑われる症状が見られた場合、また投薬治療中に不安なことがある場合は、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

特に、以下の場合は早急に受診しましょう。

  • 初めて発作を起こした
  • 発作が5分以上続く
  • 1日に2回以上発作が起こる
  • 投薬しているのに発作が増えた
  • 副作用が強く出ている

参考文献

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