犬のトリックトレーニング20選|お手からバック歩きまで【動画解説】
初心者でも楽しく挑戦できる!難易度別20トリックの段階的な教え方を完全網羅 🐾✨
この記事では、初級・中級・上級に分けた20種類のトリックを段階的に解説。各トリックにはYouTube動画リンクも掲載しているので、見ながらすぐに実践できます。「お手もまだ教えてない」という方から「もっと難しいことに挑戦したい!」という方まで、どなたでも楽しめる内容です。
トリックトレーニングはポジティブな強化(褒める・おやつ)を基本とします。罰や強制は使いません。また「おすわり」「ふせ」「まて」の基本コマンドが入っていることが理想です。1回のセッションは5〜10分程度を目安に、楽しく終わるよう心がけましょう。
🧠 トリックトレーニングの基礎知識
トリックを教え始める前に、基本的な考え方を押さえておきましょう。
クリッカーとは?
正解の瞬間に「カチッ」と音で伝えるツール。タイミング精度が上がり習得が早くなる
おやつ管理
1日の食事量からトレーニング分を差し引く。小さくちぎって使いカロリー過多を防ぐ
セッション時間
1回5〜10分が理想。成功体験で終わらせることが継続のコツ
コマンド選び
「おすわり」と「おまわり」など似た音は混乱のもと。明確に区別できる言葉を選ぶ
段階的に上げる
できることを確実に定着させてから難易度を上げる。焦りは禁物!
楽しむことが最優先
愛犬が楽しんでいるかを常に確認。嫌がったらすぐ中止。無理強い絶対NG
🟢 初級トリック(No.1〜7)|まずはここから!
基本のしつけが入っていれば、比較的早く覚えられるトリックです。どれもおやつで誘導するだけで教えられます。
お手・おかわり
コマンド:「お手」「おかわり」
最も定番のトリック。前足を一本ずつ差し出す芸で、日常的なスキンシップにもなります。ハイタッチやバイバイなど、多くのトリックの基礎になります。
- おすわりをさせた状態で始める
- 片方の前足を優しく持ち上げながら「お手」と言う
- できたらすぐにおやつを与えて褒める
- 繰り返して自分から足を上げるようになったら成功
- 反対の足を「おかわり」として同様に練習
📺 犬愛倶楽部「犬芸 お手の教え方&応用トリック」(再生数7.2万回)
ハイタッチ
コマンド:「ハイタッチ」「パン」
お手の応用。手の位置を徐々に高くしていくだけで覚えられます。両手でやれば「バンザイ」にもなります。
- おすわりさせ、お手ができる位置で練習開始
- 徐々に手の位置を少しずつ高くする
- 手に触れた瞬間にクリッカーを鳴らし、おやつを与える
- ハイタッチの高さで安定したらコマンドをつける
スピン(おまわり)
コマンド:「まわれ」「スピン」「ターン」
おやつで鼻先を誘導するだけで自然に一回転する、初心者でも成功しやすいトリック。右・左の両方を教えておくとドッグダンスにも応用できます。
- おやつを鼻先に持ち、円を描くようにゆっくり動かす
- 犬がおやつを追って一回転した瞬間に褒めておやつを与える
- スムーズに回れるようになったら「まわれ」とコマンドをつける
- 左右両方向を練習する
📺 犬とのよりそいチャンネル「楽しいトリック、スピンの教え方」
あご(チンレスト)
コマンド:「あご」「チン」
手の平にあごを乗せるトリック。見た目がとにかく可愛い!ハズバンダリートレーニング(歯磨き・口の中チェック)の準備にも役立ちます。
- 手のひらをあごの下にそっと当て「あご」と言う
- あごが手のひらに触れたらすぐにおやつを与える
- 繰り返してコマンドを聞いたら自分からあごを乗せるようにする
- 慣れたら手を離して距離を少しずつ取っていく
タッチ(鼻タッチ)
コマンド:「タッチ」
差し出した手のひらに鼻先でタッチするトリック。リードなしの呼び戻しや方向転換の誘導に使える実用的な技です。「センター」など他のトリックの基礎にもなります。
- 犬の鼻先に手のひらを近づける(最初は5cm以内)
- 犬が鼻で手に触れた瞬間にクリッカー&おやつ
- 慣れたら「タッチ」とコマンドをつける
- 距離を少しずつ伸ばしていく
伏せ(ふせ)の強化
コマンド:「ふせ」「ダウン」
中級・上級トリックの土台になる「ふせ」を確実に習得しましょう。コマンドだけで素早く伏せができるようになると、ゴロン・バーン・おじぎなどが一気に覚えやすくなります。
- おすわりの状態から始める
- おやつを鼻先に見せながらゆっくり床に向けて下ろす
- 前足が伸びて胸が床についたらおやつを与える
- コマンドなしで動きが安定したら「ふせ」とコマンドをつける
- ハンドサイン(手のひらを下に向けて下げる)も同時に教える
おすわりキープ(待て)
コマンド:「まて」「ウェイト」
鼻パクなど上級トリックの必須土台。「待て」の時間と距離を少しずつ伸ばすことで自制心を養います。生活全般でも役立つ実用度No.1スキルです。
- おすわりさせ「まて」と言いながら手のひらを見せる
- 1秒間待てたらすぐにおやつを与える
- 少しずつ待つ時間を伸ばす(1秒→3秒→5秒→10秒→…)
- 時間に慣れたら距離を少し離してみる
- 「ヨシ」などの解除コマンドも必ずセットで教える
🟠 中級トリック(No.8〜14)|絆が深まる!
初級が安定してきたら挑戦!体の動きが大きくなり、愛犬のパフォーマンスに思わず歓声が上がるトリックが揃っています。
バイバイ
コマンド:「バイバイ」「さようなら」
ハイタッチの応用で、手に触れずに前足を上下に振るトリック。SNSでも大人気の可愛い芸。ハイタッチが安定してから挑戦しましょう。
- ハイタッチが安定していることを確認
- ハイタッチの位置から少し距離を取り、触れないようにする
- 前足が空中で動いた瞬間にクリッカー&おやつ
- 前足を振る動きが出てきたらコマンドをつける
バーン(撃たれた!)
コマンド:「バーン」ハンドサイン:指でピストル
指でピストルのポーズをすると横に倒れる大人気のトリック!ふせから誘導するだけなので、ふせが安定していれば比較的早く覚えられます。
- ふせをさせる
- おやつを鼻先に持ち、ゆっくりお尻の方向へ移動させる
- 後ろ足が崩れ始めたら褒める
- 肩が地面についた瞬間に「バーン」と言っておやつを与える
- 指のハンドサインも同時に教える
📺 イケワン「ごろん&ロールの教え方|初心者でも楽しく覚えられるトリック解説」
ゴロン(ロール)
コマンド:「ゴロン」「ロール」
ふせから横向きに一回転するトリック。バーンができると応用で教えやすくなります。右・左両方向を教えると関節バランスも保てます。
- ふせをさせる
- おやつを鼻先から首の後ろ側へゆっくり動かす
- 背中が地面についたところで褒める(バーンの体勢)
- さらにおやつで誘導し、完全に一回転させる
- コマンドをつけて両方向を練習する
📺 犬のしつけチャンネル金倉高志「ドッグトリック 3分で分かる『ロール』の教え方」
ジャンプ(越える)
コマンド:「ジャンプ」「こえて」
飼い主の腕や足を飛び越えるトリック。最初は床に寝かせた腕からスタートし、少しずつ高さを上げます。
- 床に座り足を伸ばした状態でおやつで誘導する
- 足を跨いで移動したら褒める(この時点ではジャンプ不要)
- 慣れたら少しずつ足を上げて越えさせる
- 「ジャンプ」と言いながら練習する
- 最終的には立ったまま腕を差し出すスタイルも可
スラローム(エイト・8の字)
コマンド:「エイト」「スラローム」
飼い主の両足の間を左右交互にくぐり抜ける8の字トリック。ドッグダンスや競技会でも使われるかっこいい技です。
- 足を大きく開いて立つ
- 左手でおやつを持ち、片側の股下をくぐらせる
- 通り抜けた瞬間に右手でおやつを持ち替え、反対側に誘導
- 連続でくぐれるようになったらコマンドをつける
- 最終的に手なしで歩きながらできるようにする
📺 100%ほめる子犬のしつけ 由香チャンネル「初心者におすすめ!『エイト』教え方3ステップ」
ちん(ちょうだい)
コマンド:「ちん」「ちょうだい」
おすわりの状態から前足を浮かせてキープするバランストリック。胴の短い犬種が特に映えます。バランス感覚と体幹強化にもなります。
- おすわりをさせる
- おやつを持った手を真上にゆっくり上げる
- 前足が少し浮いた瞬間に褒めておやつを与える
- 徐々に時間を伸ばしてキープさせる
- コマンドをつけて練習する
バックアラウンド
コマンド:「バックアラウンド」「まわって」
飼い主の周りを後ろ向きに一周するトリック。後ろ脚を意識させるため後肢認識力が鍛えられます。老化予防にも効果的として注目されています。
- まず「バック(後退)」を少し教えておく
- 飼い主の右側に犬を立たせ、右手でおやつを犬の右後方へ誘導
- 後退しながら飼い主の後ろを通らせる
- 左側に来たら左手でおやつを渡して完了
- 繰り返してスムーズに回れるようになったらコマンドをつける
📺 100%ほめる子犬のしつけ 由香チャンネル「老化予防に◎な『バックアラウンド』の教え方」
🟣 上級トリック(No.15〜20)|達成感MAX!
中級が安定してから挑戦!難易度が高い分、できたときの喜びは格別。焦らずじっくり取り組みましょう。
おじぎ(プレイバウ)
コマンド:「おじぎ」「どうぞ」
前足の肘だけを地面につけ、お尻を高く上げたお辞儀ポーズ。犬が遊びに誘うときの自然なポーズ(プレイバウ)を意図的にやらせる技です。
- ふせの体勢で始める
- 腕を犬のお腹の下に差し入れ、お尻が下がらないよう支える
- 前足の肘が地面に着いた状態でおやつを与える
- 少しずつ補助を減らしていく
- 補助なしでできるようになったらコマンドをつける
フェイス(恥ずかしい)
コマンド:「はずかしい」「フェイス」
鼻の上に前足を掛けて「恥ずかしい」表情をするトリック。SNSで超バズる可愛い芸ですが、自発的な行動を引き出す高度なシェーピングが必要です。
- クリッカーに慣らしておく(重要)
- マズル(鼻先)の上に薄いティッシュを置く
- ティッシュを取ろうとして鼻に前足を掛けた瞬間にクリック&おやつ
- 繰り返して「ティッシュなし」でも前足を顔に持っていくようにシェーピング
- 自発的にやるようになったらコマンドをつける
バック(ムーンウォーク)
コマンド:「バック」「さがって」
後ろ向きにまっすぐ歩くトリック。犬は本来後退することが少ないため難易度は高めですが、後肢認識・バランス感覚の向上に最適です。
- 壁や椅子で一列にしか進めない通路を作る
- 犬をその通路に立たせる
- 飼い主が犬の正面から1歩ずつゆっくり近づく
- 犬が1歩後退したらすぐにクリック&おやつ
- 少しずつ距離を伸ばし、障害物なしでできるようにする
📺 犬のしつけチャンネル金倉高志「3分で分かるドッグトリック・バック・の教え方」(再生数2.4万回)
鼻パク(マズルキャッチ)
コマンド:「パク」「キャッチ」
鼻の上に置いたおやつを「ヨシ」の合図でパクッとキャッチするトリック。「まて」が完璧にできていることが前提条件。自制心と動体視力の集大成です。
- 「まて」が5秒以上安定していることを確認
- 鼻先に投げたおやつを空中でキャッチする練習から始める
- キャッチに慣れたら鼻の上にそっとおやつを乗せる
- 「まて」でキープし「ヨシ」でキャッチさせる
- 少しずつ「まて」の時間を伸ばす
ロールオーバー(完全連続回転)
コマンド:「コロコロ」「ロール」
ゴロンを複数回連続で行うトリック。ゴロンが安定してから挑戦。コマンド1つで連続回転できるようになると圧巻のパフォーマンスになります。
- 「ゴロン(1回転)」が安定してできるようになっておく
- 1回転終わったらすぐに次の誘導を続ける
- 2回→3回と連続で回れるようにする
- 連続回転に「コロコロ」など専用コマンドをつける
- 右・左両方向をバランスよく練習する
センター(脚間にフロント)
コマンド:「センター」「まんなか」
飼い主の脚の間に正面を向いて入るトリック。日常的な呼び戻しや動物病院での整列に実用的。スラロームと組み合わせてドッグダンスに活用できます。
- 足を肩幅に開いて立つ
- 後ろから前へおやつで誘導し、脚の間に入らせる
- 正面を向いて座ったらおやつを与える
- 前からの呼び戻しで脚の間に入らせる練習も行う
- コマンド「センター」をつけて完成
📺 イケワン「センターができると日常が変わる!最初に教えたい最強トリック」
📊 年齢別・犬種別トリックトレーニングのポイント
| 対象 | おすすめトリック | 注意点 |
|---|---|---|
| 🐶 子犬 (〜1歳) |
お手・タッチ・スピン・あご・まて | 1回3〜5分。骨格未成熟のためジャンプ・激しい動きはNG。集中力が短いので小まめに休憩 |
| 🐕 成犬 (1〜7歳) |
全トリック挑戦可能 | 最も学習能力が高い時期。中級・上級にどんどんチャレンジ。継続が重要 |
| 🦴 シニア犬 (7歳〜) |
あご・タッチ・バックアラウンド・センター | 関節・腰への負担が大きいトリックは避ける。脳トレ目的なら新しいトリックも効果的。痛みや不快感のサインに注意 |
| 🐩 胴長犬種 (ダックス等) |
お手・スピン・タッチ・センター | ジャンプ・「ちん」など腰椎に負担のかかるトリックは慎重に。椎間板ヘルニアのリスクがある |
| 😤 短頭種 (フレブル等) |
お手・あご・バイバイ・ゴロン | 激しい運動は呼吸困難のリスクあり。涼しい環境で短時間に。ハアハアが激しければ即中止 |
🛒 トリックトレーニングにおすすめのグッズ【Amazon厳選】
ドッグトレーニングクリッカー(DDUANDA 5個セット)
静音設計で住宅でも使いやすい。耐摩耗性PC素材で耐久性◎。5個セットなのでなくしても安心。クリッカートレーニングの第一歩に。
犬用トレーニングポーチ(おやつ入れ・腰装着タイプ)
両手を自由にしながらトレーニングできるウエスト装着タイプ。マグネット開閉式でおやつの取り出しがスムーズ。防水・大容量で使いやすい。
ドッグトリック本・トレーニングガイドブック
写真付きで教え方がわかりやすい書籍。「犬に教えるとっておきのコマンド70」などはトリック初心者に特におすすめ。動画と合わせて活用を。
※商品情報は掲載時点のものです。価格・在庫はAmazonサイトにてご確認ください。
❓ よくある質問
何歳から始めればいいですか?
おやつを使わないと覚えさせられませんか?
全然覚えてくれないのですが…
クリッカーは必須ですか?
20個全部覚えさせる必要がありますか?
🎓 今回のまとめ|愛犬とのトリックライフを楽しもう!
- トリックトレーニングは絆・脳トレ・筋トレ・老化予防に効果的
- 基本はポジティブ強化(褒める+おやつ)のみ。罰は使わない
- 1回5〜10分・必ず成功体験で終わらせることが継続の秘訣
- 初級7種→中級7種→上級6種の段階的な順序で進めよう
- 年齢・犬種に合わせた配慮が重要(胴長・短頭種・シニア犬は特に注意)
- クリッカー+小粒おやつ+トレーニングポーチの3点セットで準備万全
- 覚えないときは「教え方を変える」思考で、諦めずに楽しく継続を!
🩺 愛犬が特定の動きを嫌がる・痛がる・やたら疲れるといったサインがある場合は、無理に続けず一旦中止してください。
股関節・脊椎・関節の問題が背景にある可能性もあります。不安な場合はかかりつけの獣医師やドッグトレーナーに相談することをおすすめします。
📚 参考文献・参考サイト
- PETOKOTO「トレーナー解説 犬に教えたい芸(トリック)!かわいい芸から難しい芸まで」https://petokoto.com/articles/1759
- このことともに「専門家監修 犬の芸の種類10選・教え方を徹底解説」https://konokototomoni.com/category-training/dog-tricks/
- YouTube「イケワンボーダーコリーのラスカル〜誰でもできる!ごろん&ロールの教え方」https://www.youtube.com/watch?v=H0svRWOwunA
- YouTube「犬のしつけチャンネル金倉高志〜バックの教え方」https://www.youtube.com/watch?v=L24uFUsbsZg
- YouTube「犬のしつけチャンネル金倉高志〜ツイスト(スピン・まわれ)の教え方」https://www.youtube.com/watch?v=EZuwPUStvxE
- YouTube「100%ほめる子犬のしつけ由香チャンネル〜バックアラウンドの教え方」https://www.youtube.com/watch?v=QSIcH-8d0UY
- YouTube「イケワン〜センターができると日常が変わる」https://www.youtube.com/watch?v=UmAQyx0-5Nw
- Green Dog「芸は絆を育むドッグトリック!教え方と健康サポート」https://www.green-dog.com/feature/dog/life/12822.html
- わんちゃんホンポ「シニア犬にトリックを教えることのメリット」https://wanchan.jp/olddog/detail/13088
- 動物アカデミー「高齢犬のためのクリッカートレーニング」https://petsacademy.one/96/

