犬用ベッドおすすめランキング12選|サイズ別・素材別比較

犬用ベッドおすすめランキング12選|サイズ別・素材別比較

愛犬が1日の半分以上の時間を過ごすベッドは、健康と快適な暮らしに欠かせない大切なアイテムです。でも、形状や素材、サイズなど種類が豊富で「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、愛犬にぴったりのベッドを見つけるための選び方と、サイズ別・素材別のおすすめランキングをご紹介します。寝相や性格、年齢に合わせた選び方を知って、愛犬が心からリラックスできる特等席を用意してあげましょう。

  1. 犬にベッドが必要な理由
  2. 犬用ベッドの選び方|5つのチェックポイント
    1. 1. 寝相と性格に合った形状を選ぶ
      1. マットレス型・クッション型
      2. カドラー型・ソファー型
      3. ドーム型・ハウス型
    2. 2. 愛犬の年齢と健康状態に配慮する
      1. 子犬・噛み癖のある犬
      2. シニア犬・足腰の弱い犬
    3. 3. 体のサイズをしっかり測って選ぶ
    4. 4. 季節と気温に合わせた素材を選ぶ
      1. 春・夏におすすめの素材
      2. 秋・冬におすすめの素材
    5. 5. お手入れのしやすさを確認する
  3. 犬用ベッドおすすめランキング12選
    1. 【小型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4
      1. 1位:体圧分散マット(カドラー型)
      2. 2位:ドーム型ベッド(ボア素材)
      3. 3位:接触冷感マット(フラット型)
      4. 4位:ソファー型ベッド(耐噛み素材)
    2. 【中型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4
      1. 1位:高反発マットレス(フラット型)
      2. 2位:カドラー型ベッド(ムートン調素材)
      3. 3位:メッシュベッド(脚付きタイプ)
      4. 4位:ソファー型ベッド(撥水加工)
    3. 【大型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4
      1. 1位:超厚手体圧分散マット(フラット型)
      2. 2位:大型カドラーベッド(コーデュロイ生地)
      3. 3位:低反発マットレス(フラット型)
      4. 4位:オールシーズンリバーシブルベッド
  4. 愛犬がベッドを使ってくれないときの対処法
    1. 1. ベッドに愛犬のニオイをつける
    2. 2. 設置場所を見直す
    3. 3. ご褒美を使って誘導する
    4. 4. サイズや形状を見直す
  5. ベッドの買い替えタイミング
  6. まとめ
  7. 参考文献

犬にベッドが必要な理由

犬の平均睡眠時間は、成犬で1日12〜15時間、子犬やシニア犬では18時間以上にもなります。人間よりもはるかに長い時間を寝て過ごす犬にとって、快適なベッドは健康維持に直結する重要な環境です。

自分のニオイがついた専用のベッドがあることで、愛犬は安心して体を休められます。寝る時間以外も、自分だけのスペースとしてくつろぐことができ、ストレスの軽減にもつながります。

また、季節の変化に合わせたベッドを用意することで、暑さ・寒さから愛犬を守ることができます。特にシニア犬には、床ずれのリスクを軽減する体圧分散マットなど、年齢に配慮したベッドが必須です。

旅行やペットホテルの利用時にも、使い慣れたベッドを持参すれば、環境が変わっても愛犬は安心して過ごせるでしょう。

犬用ベッドの選び方|5つのチェックポイント

1. 寝相と性格に合った形状を選ぶ

愛犬の寝相や性格によって、快適に感じるベッドの形状は大きく異なります。普段どんな姿勢で寝ているか、どんな場所を好むかを観察して選びましょう。

マットレス型・クッション型

仰向けや体を伸ばして寝るのが好きな子には、フラットな形状のマットレス型やクッション型がおすすめです。囲いがないので開放感があり、のびのびと寝返りを打つことができます。

サイズ展開が豊富で、小型犬から大型犬まで体のサイズに合ったものを選べるのもメリット。大型犬も窮屈な思いをせず、ゆったりとくつろげます。

警戒心が弱く大胆な性格の子、春から夏の暑い時期には特に向いています。ただし、囲いがないと落ち着かない子もいるので、サークルやケージの角に置いて2辺が囲われるようにすると良いでしょう。

カドラー型・ソファー型

ベッドのフチに顎を乗せるポーズが好きな子、体を丸めて寝るのが好きな子には、フチが盛り上がったカドラー型やソファー型がぴったりです。母犬のおなかに包まれているような安心感を得られます。

4辺が盛り上がったカドラー型は、警戒心が強く周囲を気にしやすい子におすすめ。3辺が盛り上がり手前が低くなったソファー型は、ダックスフントなど短足の犬種でも出入りしやすく、足腰への負担が少なくなります。

小型犬や子犬には、フチが低めでなだらかな形状のものを選んであげましょう。高すぎるフチは顎を乗せにくく、出入りも難しくなってしまいます。

ドーム型・ハウス型

寒さに弱い子、狭くて暗い隠れ家のような場所が好きな子には、屋根付きのドーム型がおすすめです。周りが覆われているので保温性が高く、トイプードルやチワワなどの小型犬に適しています。

警戒心が強く臆病で敏感な性格の子にも向いており、周囲からの視線を遮ることで落ち着いて過ごせます。ただし、暗くて狭い空間を怖がる子もいるので、初めて購入する場合はつぶしてカドラー型にできる2wayタイプを選ぶと安心です。

2. 愛犬の年齢と健康状態に配慮する

子犬・噛み癖のある犬

子犬や噛み癖のある子には、耐久性の高い素材のベッドを選びましょう。分厚く丈夫なコーデュロイ生地やオックスフォード生地、耐噛み素材と記載されたものがおすすめです。

特に子犬は歯の生え変わりでかゆみを感じて噛むことがあります。タグやジッパーなど装飾品が出ていないものを選び、定期的に中綿が出ていないか確認しましょう。誤飲のリスクを防ぐためにも、犬用に作られた頑丈なベッドを選ぶことが大切です。

シニア犬・足腰の弱い犬

シニア犬や足腰の弱い子には、段差の低いフラットな形状のベッドを選んであげましょう。少しの段差でもつまずいてケガをすることがあるため、できるだけ床に近い高さのものが安心です。

長時間寝ることが多いシニア犬には、体圧分散マットがおすすめ。体の1点に負担がかからないよう、凹凸構造の分厚いウレタンなどを使用したものを選ぶと、床ずれのリスクを軽減できます。

寝返りを打ちやすい適度な硬さのもの、裏に滑り止めがついたものもチェックしましょう。4角に持ち手がついたベッドなら、飼い主さんが寝返りを補助しやすくなります。

3. 体のサイズをしっかり測って選ぶ

愛犬が快適に過ごせるベッドを選ぶには、体のサイズを正確に測ることが重要です。小さすぎると窮屈でくつろぎにくく、大きすぎると落ち着かない子もいます。

愛犬が脚を伸ばして寝転んでいる状態で、前足から後ろ足までの長さ(幅)と、頭のてっぺんから前足の先までの長さ(奥行き)を測りましょう。ダックスフントやコーギーなど胴長短足の犬種は、しっかり体を伸ばした状態で測ってください。

マットレス型は外寸サイズを、カドラー型やドーム型は内寸サイズを確認するのがポイントです。子犬の場合は、成犬になったときのサイズを想定して、左右に足を伸ばしても窮屈でない大きめのサイズを選ぶと長く使えます。

4. 季節と気温に合わせた素材を選ぶ

犬は自分で体温調節ができないため、季節や気温に合わせた素材のベッドを用意してあげることが大切です。

春・夏におすすめの素材

通気性のよいエアー素材やメッシュ素材、さらっとした肌触りのものが向いています。春の肌寒い時期には1年中使いやすいフランネル素材、真夏はひんやり気持ちよい接触冷感素材がおすすめです。

寒がりの子には、通気性のよい素材のドームタイプを選ぶと、エアコンの風が直接当たるのを防ぎつつ涼しく過ごせます。

秋・冬におすすめの素材

ふわふわで高級感のあるムートン調素材やボア素材など、保温性の高いものを選びましょう。底部が分厚い素材や中綿が多いものは、床冷えを防いで暖かく過ごせます。

一年を通して同じベッドで寝る子には、耐久性が高く快適に過ごしやすいオックスフォード、スエード、綿素材のものがおすすめです。

5. お手入れのしやすさを確認する

毎日繰り返し使う犬用ベッドは、清潔に保てることが重要です。特にトイレを失敗しやすい子犬やシニア犬には、洗えるものを選びましょう。

カバーのみ洗えるタイプよりも、ベッド本体を丸洗いできるタイプの方がより清潔に使えます。洗濯機が使えるか、手洗いのみOKかによってもお手入れの手間が変わるので、購入前に確認しておくと安心です。

抗菌・防臭加工が施されたベッドは、皮脂によるニオイの付着が気になりにくく、長時間寝るシニア犬も快適に使えます。

また、毛足の長いベッドは抜け毛が絡まりやすいため、チワワやダックスフントなど抜け毛の多い犬種には、毛足の短いタイプを選ぶと掃除が楽になります。

犬用ベッドおすすめランキング12選

【小型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4

1位:体圧分散マット(カドラー型)

おすすめポイント:凹凸構造のウレタン素材で体圧を分散し、長時間寝ても体に負担がかかりにくい設計。フチが適度な高さで顎を乗せやすく、安心感を与えます。丸洗い可能で清潔に保てるのも魅力です。

向いている犬:シニア犬、関節の弱い子、長時間寝る子

サイズ目安:内寸幅40cm×奥行35cm(チワワ、トイプードル、ポメラニアンなど)

2位:ドーム型ベッド(ボア素材)

おすすめポイント:屋根付きで保温性抜群。寒さに弱い小型犬におすすめです。ふわふわのボア素材で包み込まれるような温かさを感じられます。つぶしてカドラー型にもできる2way仕様が便利。

向いている犬:寒がりな子、警戒心が強い子、狭い場所が好きな子

サイズ目安:内寸幅35cm×奥行30cm×高さ35cm

3位:接触冷感マット(フラット型)

おすすめポイント:夏の暑さ対策に最適な接触冷感素材。ひんやりとした肌触りで、体を伸ばして寝る子も快適です。通気性に優れ、メッシュ素材との組み合わせで蒸れにくい設計。

向いている犬:暑がりな子、体を伸ばして寝る子

サイズ目安:幅50cm×奥行40cm

4位:ソファー型ベッド(耐噛み素材)

おすすめポイント:丈夫なオックスフォード生地で噛み癖のある子にも安心。3辺のフチで安心感があり、手前が低く出入りしやすい設計。タグや装飾品が内側に収納され、誤飲のリスクを軽減。

向いている犬:子犬、噛み癖のある子、体を丸めて寝る子

サイズ目安:内寸幅45cm×奥行35cm

【中型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4

1位:高反発マットレス(フラット型)

おすすめポイント:高反発ウレタンで体をしっかり支え、寝返りが打ちやすい設計。体重のある中型犬でも底付き感がなく快適です。カバーは取り外して洗濯機で丸洗い可能。

向いている犬:シニア犬、足腰の弱い子、体を伸ばして寝る子

サイズ目安:幅80cm×奥行60cm×厚さ10cm(柴犬、フレンチブルドッグ、ビーグルなど)

2位:カドラー型ベッド(ムートン調素材)

おすすめポイント:高級感のあるムートン調素材で、秋冬も暖かく快適。フチが高めで包み込まれる安心感があり、顎を乗せてリラックスできます。底部が厚く床冷えを防ぎます。

向いている犬:寒がりな子、体を丸めて寝る子、警戒心のある子

サイズ目安:内寸幅60cm×奥行50cm

3位:メッシュベッド(脚付きタイプ)

おすすめポイント:脚付きで床から離れており、通気性抜群。夏の暑さ対策に最適で、汚れても拭き取りやすいのが魅力。体を伸ばして寝る子もゆったり過ごせます。

向いている犬:暑がりな子、活発な子、体を伸ばして寝る子

サイズ目安:幅70cm×奥行50cm×高さ15cm

4位:ソファー型ベッド(撥水加工)

おすすめポイント:撥水加工で水や汚れをはじき、お手入れが簡単。フチに顎を乗せやすく、ゆったりとくつろげる設計。抗菌・防臭加工でニオイも気になりません。

向いている犬:よだれの多い子、トイレを失敗しやすい子

サイズ目安:内寸幅65cm×奥行55cm

【大型犬向け】おすすめベッドランキングTOP4

1位:超厚手体圧分散マット(フラット型)

おすすめポイント:厚さ15cmの超厚手ウレタンで、大型犬の体重をしっかり支えます。凹凸構造で体圧を分散し、関節や腰への負担を軽減。滑り止め付きで寝返りの際もずれません。

向いている犬:シニア犬、大型犬、関節の弱い子

サイズ目安:幅120cm×奥行95cm×厚さ15cm(ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバーなど)

2位:大型カドラーベッド(コーデュロイ生地)

おすすめポイント:耐久性の高いコーデュロイ生地で、大型犬が掘っても破れにくい丈夫な作り。フチが適度な高さで顎を乗せやすく、中綿がたっぷりで快適です。

向いている犬:掘る癖のある子、体を丸めて寝る子

サイズ目安:内寸幅90cm×奥行75cm

3位:低反発マットレス(フラット型)

おすすめポイント:低反発素材が体の形に合わせてフィットし、包み込まれるような寝心地。体重のある大型犬でも快適に眠れます。カバーは洗濯機で丸洗い可能。

向いている犬:シニア犬、長時間寝る子、体重のある子

サイズ目安:幅110cm×奥行80cm×厚さ12cm

4位:オールシーズンリバーシブルベッド

おすすめポイント:表面がメッシュ素材、裏面がボア素材のリバーシブル設計。季節に合わせて使い分けでき、1年中快適です。大型犬が体を伸ばしても十分なゆとりがあります。

向いている犬:暑がり・寒がり両方の子、体を伸ばして寝る子

サイズ目安:幅100cm×奥行75cm

愛犬がベッドを使ってくれないときの対処法

せっかく新しいベッドを用意しても、愛犬が使ってくれないことがあります。そんなときは、以下の方法を試してみましょう。

1. ベッドに愛犬のニオイをつける

新しいベッドは知らないニオイがするため、警戒して使わないことがあります。愛犬が普段使っているタオルやおもちゃをベッドに入れて、自分のニオイをつけてあげると安心します。

2. 設置場所を見直す

ベッドを置く場所が落ち着かない環境だと、愛犬は使いたがりません。家族の気配が感じられるけれど、人通りが少なく静かな場所に設置してあげましょう。直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所が理想的です。

3. ご褒美を使って誘導する

ベッドに入ったらおやつをあげるなど、ベッドが「良い場所」と認識させる方法も効果的です。無理に押し込まず、自然に入りたくなるように誘導しましょう。

4. サイズや形状を見直す

サイズが合わなかったり、形状が好みでなかったりすると使ってくれません。愛犬の寝相や性格をもう一度観察して、合ったベッドを選び直すことも検討しましょう。

ベッドの買い替えタイミング

ペットベッドの寿命は、使用状況やお手入れ次第で変わりますが、一般的には1〜3年が目安です。以下のサインが見られたら、買い替えを検討しましょう。

  • へたりが目立つ:中綿がつぶれてクッション性がなくなっている
  • ニオイが取れない:洗っても皮脂や体臭が残る
  • 破損や傷み:生地が破れたり、中綿が出てきたりしている
  • 汚れが落ちない:シミや黄ばみがひどく衛生的でない

特にシニア犬は長時間ベッドで過ごすため、へたりや劣化が早く進みます。定期的にベッドの状態をチェックして、快適な環境を保ってあげましょう。

まとめ

愛犬が1日の半分以上を過ごすベッドは、健康と快適な暮らしに直結する大切なアイテムです。寝相や性格、年齢、季節に合わせて選ぶことで、愛犬は心からリラックスできる特等席を手に入れられます。

形状は、体を伸ばして寝る子にはマットレス型、体を丸めて寝る子にはカドラー型、寒がりや警戒心の強い子にはドーム型がおすすめです。子犬や噛み癖のある子には耐久性の高い素材を、シニア犬や足腰の弱い子には体圧分散マットを選んであげましょう。

サイズは体を測って適切なものを選び、季節に合わせて素材も使い分けることが大切です。春夏はメッシュや接触冷感素材、秋冬はボアやムートン調素材を選ぶと快適に過ごせます。

お手入れのしやすさも重要なポイント。丸洗いできるタイプや抗菌・防臭加工のあるものを選べば、清潔に長く使えます。

愛犬にぴったりのベッドを選んで、心地よい眠りとリラックスできる時間をプレゼントしてあげましょう。質の高い睡眠は、愛犬の健康と幸せな毎日を支えてくれますよ。

参考文献

  • イオンペット「愛犬用ベッドの選び方|おすすめのタイプや選ぶポイントも解説」https://www.aeonpet.com/topics/pet-column_163.html
  • カインズ「犬が落ち着く寝床とは?獣医動物行動学の専門家とカインズが共同開発したペットベッド」https://magazine.cainz.com/wanqol/articles/cainz_petbed
  • マイベスト「犬用ベッドのおすすめ人気ランキング【2025年10月】」https://my-best.com/4339

※ この記事は専門的な情報を参考にしていますが、愛犬の健康状態や体質によって適切なベッドは異なります。特にシニア犬や持病のある犬には、獣医師に相談しながら選ぶことをおすすめします。また、製品の選択や使用に関しては、飼い主さんご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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