保護犬とは?迎えることの意義
保護犬とは、飼い主の病気・死亡・経済的理由による飼育放棄、迷子、虐待など様々な理由で行き場を失った犬たちのことです。現在、日本全国の保健所・動物愛護センター・民間保護団体で数万頭が新しい家族を待っています。
保護犬を迎えることで得られるもの
- 命を救える:1頭の犬の命を直接救い、新しい人生を与えられる
- 殺処分ゼロへの貢献:2023年度の犬の殺処分数は約2,800頭。譲渡が増えれば殺処分は減る
- 深い絆:辛い経験をした犬たちは、家族の愛情に特別な感謝を示すことが多い
- 多様な選択肢:子犬から成犬、小型犬から大型犬、様々な性格の犬から選べる
- 経済的負担軽減:ペットショップ(15〜50万円)と比べ、譲渡費用は2〜8万円程度
💡 保護犬とペットショップの犬の違い
保護犬:過去にトラウマがある場合もあるが、保護団体のケアで心身ともに回復済みが多い。成犬なら性格・サイズが確定しており、ミスマッチが少ない。ペットショップ:子犬が中心で、成長後のサイズ・性格が未知数。社会化不足リスクあり。保護犬は「問題犬」ではなく、「経験豊富な家族を待つ犬」です。
保護犬の譲渡プロセス【7ステップ完全ガイド】
保護犬の譲渡は、犬と家族の幸せな暮らしを実現するため、慎重なプロセスを経ます。一般的な流れは以下の通りです。
情報収集と保護団体選び
まずは、お住まいの地域でアクセス可能な保護団体・保健所・動物愛護センターをリストアップします。
- 保健所・動物愛護センター:自治体運営。譲渡費用が最も安い(〜1万円)が、譲渡後サポートは限定的
- 民間保護団体・NPO:個人〜大規模組織まで多様。譲渡費用2〜8万円。手厚いサポートあり
- 保護犬カフェ:犬とゆっくり触れ合える。都市部に多い
検索方法:「(都道府県名) 保護犬 譲渡会」「(地域名) 動物愛護センター」でGoogle検索、ペットのおうち、ピースワンコ・ジャパンなどのサイト利用。
譲渡会参加・犬との面会
気になる団体が見つかったら、譲渡会や施設見学に参加します(要予約が多い)。
- 複数の犬と実際に触れ合い、相性を確認
- スタッフに犬の性格・健康状態・過去の経歴を質問
- 「一目惚れ」も大切ですが、家族構成・住環境との適合性を冷静に判断
- 初回は「見学のみ」でもOK。焦らず複数回訪問を推奨
ポイント:子どもがいる家庭→穏やかで子ども慣れした犬、高齢者世帯→小型犬で運動量少なめ、など条件を明確に伝える。
譲渡申込書提出と面談
「この子を迎えたい!」と決めたら、譲渡申込書(または里親希望申込書)を記入・提出します。
- 記入内容:家族構成、年齢、職業、住居形態(持ち家/賃貸)、ペット飼育歴、飼育環境、動機など
- 面談:保護団体スタッフと30分〜1時間程度の対面面談。飼育意欲・知識・環境の確認
- 審査:提出書類と面談内容をもとに、団体が「適切な飼い主か」を判断
よく聞かれる質問:「なぜ保護犬を?」「留守番時間は?」「医療費を負担できるか?」「引っ越し・転職でも飼育継続できるか?」
家庭訪問(ホームチェック)
多くの保護団体は、正式譲渡前に家庭訪問を実施します。
- 目的:飼育環境の安全性確認(脱走リスク、危険物、スペース十分か)
- 所要時間:30分〜1時間
- チェック項目:フェンスの高さ、庭の穴・隙間、ベランダ転落リスク、室内の危険物(誤飲可能な小物、毒性植物)、ケージ・トイレ設置場所
- 家族全員の同意確認:全員が犬を迎えることに賛成しているか、アレルギーの有無
準備:事前にケージ、トイレ、フード、水入れなど基本グッズを揃えておくと好印象(まだ購入不要の場合もあるので要確認)。
トライアル期間(お試し飼育)
トライアルとは、正式譲渡前に犬を自宅で一定期間(1週間〜1ヶ月)一緒に暮らす「お試し期間」です。
- 目的:犬と家族の相性確認、飼育の現実を体験、犬が新環境に適応できるか確認
- 期間:1週間(7〜10日)が最多。団体により2週間〜1ヶ月の場合も
- 報告義務:3日に1回程度、LINEや電話で犬の様子を保護団体に報告
- 中止も可能:どうしても相性が合わない場合、トライアル中止も選択肢。団体に正直に相談
トライアル中の注意点は後述の専用セクションで詳しく解説します。
正式譲渡手続き
トライアルが無事終了し、「家族として迎える!」と決意したら、正式譲渡契約を締結します。
- 譲渡契約書締結:飼育義務、医療ケア、脱走防止、終生飼養、譲渡禁止(第三者への譲渡不可)などの条項に署名
- 譲渡費用支払い:2〜8万円(後述の詳細参照)
- マイクロチップ登録変更:飼い主情報を自分に変更(2022年6月以降義務化)
- 畜犬登録:市区町村への登録(生後90日以上の犬、登録料3,000円程度)
- 狂犬病予防注射:年1回接種義務(接種済みの場合は次回から)
受け取る書類:譲渡契約書、健康診断書、ワクチン証明書、マイクロチップ登録証明書、血統書(ある場合)。
譲渡後フォローアップ
正式譲渡後も、多くの保護団体は継続サポートを提供します。
- 定期連絡:1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後など定期的に様子確認(LINE・メールが多い)
- しつけ相談:トイレ失敗、吠え癖、噛み癖などの相談対応
- 健康相談:病気・ケガ時のアドバイス、提携動物病院紹介
- 再譲渡サポート:やむを得ず飼育継続不可能になった場合、団体が引き取り・再譲渡先探しをサポート(契約内容により)
困ったときは一人で抱え込まず、遠慮なく保護団体に相談しましょう。
信頼できる保護団体の選び方【5つのチェックポイント】
残念ながら、一部には不適切な活動をする団体も存在します。以下のポイントで信頼できる団体を見極めましょう。
✅ 信頼できる保護団体の特徴
- ①情報公開が徹底:団体名、代表者名、所在地、連絡先、活動内容、保護頭数、収支報告をウェブサイト・SNSで公開
- ②動物取扱業登録:「第一種動物取扱業(譲渡)」の登録番号を明記(法律で義務付け)
- ③飼育環境を見せてくれる:施設見学を許可、犬の飼育状態が清潔・適切
- ④譲渡条件が明確:審査基準、譲渡費用の内訳、契約内容を事前に説明
- ⑤アフターフォロー充実:譲渡後も継続的にサポート、相談窓口あり
- ⑥無理な勧誘なし:「今日決めないと他の人に…」など強引な勧誘をしない
- ⑦医療ケア完了:ワクチン、避妊去勢手術、マイクロチップ装着済み(子犬は年齢次第)
⚠️ こんな団体は要注意
- 所在地・連絡先が不明確
- 動物取扱業登録がない(違法)
- 施設見学を拒否する
- 譲渡費用が異常に高額(10万円超)または異常に安い(無料・1万円未満で医療ケア未実施)
- 譲渡契約書がない、または内容が不明瞭
- 「すぐ連れて帰れる」と即日譲渡を迫る
- 多頭飼育崩壊状態(明らかに収容数>職員数)
優良団体の例:
- ピースワンコ・ジャパン:広島発の大規模保護団体
- 各都道府県の動物愛護センター:公的機関で信頼性高
- 地域の小規模NPO:個別対応が丁寧で、地域密着型サポート
保護犬の譲渡条件と審査基準
保護団体は「二度と不幸にしない」ため、慎重に審査します。厳しい=意地悪ではなく、厳しい=犬への愛情です。
一般的な譲渡条件(団体により異なる)
| 項目 | 基準例 |
|---|---|
| 年齢 | 成人(20歳以上)。高齢者は60〜65歳まで(犬の寿命考慮)、後見人がいれば可の場合も |
| 家族構成 | 全員の同意必須。小さな子ども(乳幼児)がいる場合、穏やかな犬種のみ |
| 住居 | 持ち家またはペット可賃貸(契約書確認)。集合住宅の場合は規約確認 |
| 留守番時間 | 1日8時間以内が目安。10時間超は難しい(犬種・年齢による) |
| 経済力 | 安定収入あり。年間飼育費用(20〜40万円)を継続的に負担可能 |
| 飼育経験 | 初心者OK(ただし大型犬・問題行動ある犬は経験者推奨) |
| 医療ケア | 定期健診、ワクチン、病気時の治療費負担に同意 |
| 終生飼養 | 犬の寿命(10〜15年)まで責任を持つ覚悟 |
審査で不利になりやすいケース
- 単身者:留守番時間長い、病気・事故時のバックアップなし(ただし在宅ワーク・フレックス勤務なら可の場合も)
- 高齢者のみ世帯:犬より先に飼い主が亡くなるリスク(後見人・家族サポートあれば可)
- 乳幼児いる家庭:犬のストレス増、子どもの安全配慮必要(穏やかな犬種なら可)
- 転勤・引っ越し多い:飼育環境変化で犬が不安定に
- ペット不可住宅:即NG
条件に不安がある場合は、申込前に団体に相談しましょう。柔軟に対応してくれる団体も多いです。
保護犬の譲渡費用【内訳と相場】
保護犬は「無料」ではありません。保護期間中の医療費・飼育費を譲渡費用として負担します。
| 費用項目 | 金額(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| ワクチン接種 | 5,000〜10,000円 | 混合ワクチン(5〜9種)、狂犬病ワクチン |
| 避妊・去勢手術 | 15,000〜40,000円 | オスは安め、メスは高め。未実施の場合は自己負担 |
| マイクロチップ装着 | 3,000〜5,000円 | 2022年6月以降義務化 |
| 健康診断・検査 | 5,000〜15,000円 | 血液検査、フィラリア検査、寄生虫駆除 |
| 飼育費用(保護期間中) | 10,000〜20,000円 | フード、トイレシート、消耗品など |
| その他 | 5,000〜10,000円 | トリミング、ノミ・ダニ予防薬など |
| 【合計】民間保護団体:2〜8万円 / 保健所:5,000〜10,000円 | ||
なぜ費用がかかる?:保護団体は寄付・ボランティアで運営されており、1頭あたり実費5〜10万円以上かかっています。譲渡費用はその一部を賄うもので、「利益」ではありません。
💡 譲渡費用ゼロの団体は大丈夫?
自治体の保健所・動物愛護センターは税金運営のため無料〜1万円程度。民間団体で「完全無料」は稀で、医療ケアが不十分なリスクあり。逆に10万円超は高額すぎるため要注意。適正価格は2〜8万円です。
保護犬を迎える準備【必要なもの完全チェックリスト】
トライアル開始前または正式譲渡前に、以下を揃えましょう。初期費用は5〜10万円が目安です。
✅ 必須アイテム(優先度★★★)
- ケージ・サークル(¥8,000〜¥20,000):犬のサイズに合わせて。安心できる「自分の部屋」
- ベッド・クッション(¥2,000〜¥8,000):ケージ内に設置。洗えるタイプ推奨
- トイレトレー+シート(¥1,500〜¥5,000 + 月¥1,500):トイレトレーニング必須
- フード・水入れ食器(¥1,000〜¥3,000):ステンレス製が衛生的。早食い防止タイプも
- ドッグフード(¥3,000〜¥8,000/月):保護団体が使用していたものを継続(急な変更は下痢リスク)
- 首輪・ハーネス(¥1,500〜¥5,000):首輪は常時装着、ハーネスは散歩用
- リード(¥1,000〜¥3,000):長さ120〜150cm。伸縮リードは初心者×
- 迷子札(¥500〜¥1,500):首輪に装着。名前・電話番号記載
- キャリーバッグ・クレート(¥5,000〜¥15,000):病院移動、災害時避難用
✅ あると便利なアイテム(優先度★★☆)
- ブラシ・コーム(¥1,000〜¥3,000):毎日のグルーミングでコミュニケーション
- 爪切り(¥1,000〜¥2,500):月1回ペース。怖ければ動物病院で
- おもちゃ(¥500〜¥3,000):噛むおもちゃ、ボール、知育玩具など3〜5種類
- おやつ(¥500〜¥2,000):しつけのご褒美用。低カロリータイプ
- ウェットティッシュ(¥500〜¥1,000):散歩後の足拭き、排泄物掃除
- 消臭スプレー(¥800〜¥2,000):トイレ失敗時の臭い対策
- ゲート・柵(¥3,000〜¥10,000):危険エリア(キッチン、階段)の侵入防止
✅ 後から揃えてもOK(優先度★☆☆)
- 犬服・レインコート(¥2,000〜¥5,000):寒冷地・小型犬は防寒用
- ペットカメラ(¥5,000〜¥15,000):留守番中の様子確認
- 自動給餌器(¥8,000〜¥20,000):長時間留守番時
- ペット保険(月¥2,000〜¥5,000):加入推奨だが、迎えた後でもOK
購入先おすすめ:大型ペットショップ(イオンペット、コジマ、カインズ)、Amazon、楽天。初心者は店員に相談しながら実店舗購入が安心。
トライアル期間を成功させる5つのコツ
トライアルは「犬との相性確認」の大切な期間。以下のポイントで円滑に進めましょう。
①初日は「見守る」だけ
犬は新環境に不安でいっぱいです。初日〜3日間は極力そっとしておくのが鉄則。
- ケージに入れたまま、静かな場所に設置
- 無理に触らない、抱っこしない、写真撮影も控えめに
- 水とフードだけ提供し、あとは犬のペースで探索させる
- 「怖がっている=懐かない」ではない。時間をかけて信頼関係構築
②「3日・3週間・3ヶ月」ルールを知る
犬が新環境に完全適応するには最低3ヶ月かかります。
- 3日:極度の緊張。食欲不振、動かない、震えることも
- 3週間:少し慣れてきて本来の性格が出始める。この時期に「吠える」「噛む」など問題行動が出ることも
- 3ヶ月:完全に安心し、本当の家族の一員に
トライアル1週間で「懐かない」と判断するのは早すぎ。焦らず見守りましょう。
③トイレは焦らず根気よく
保護犬の多くはトイレトレーニング不完全です。
- 起床直後、食後、遊び後にトイレに誘導
- 成功したら大げさに褒める+おやつ
- 失敗しても叱らない(怖がって隠れて排泄するように)
- 消臭スプレーで臭い完全除去(同じ場所で繰り返す)
④家族全員で一貫したルール
- 「ソファOK/NG」「寝室出入りOK/NG」など家族全員で統一
- 呼び名も統一(「ポチ」「ポチくん」「ポチ太郎」バラバラは×)
- しつけコマンドも統一(「待て」「ステイ」「ストップ」混在×)
⑤保護団体に定期報告+困ったら即相談
- 3日に1回、写真付きでLINE報告(食欲、排泄、睡眠、様子)
- 「吠える」「噛む」「トイレ失敗」→すぐ相談。放置は悪化
- 「やっぱり無理かも…」→正直に相談。ミスマッチは犬にとっても不幸
⚠️ トライアル中にやってはいけないこと
- 初日から長時間留守番させる
- 無理に抱っこ、触る、追いかけ回す
- 大勢の来客を呼ぶ
- 他のペット(先住犬・猫)といきなり対面
- 叱る、怒鳴る(信頼関係崩壊)
保護犬を迎えた初日の過ごし方
初日は犬にとって「人生最大の転機」。以下の流れで迎えましょう。
お迎え当日の流れ
- 移動(車またはキャリー):保護団体→自宅。車内は静かに、安全運転
- 到着後すぐトイレ誘導:庭または指定トイレスペースへ。排泄したら褒める
- ケージに案内:「ここがあなたの部屋だよ」と優しく。水とフード設置
- そっとしておく:家族は普段通りに過ごす。犬を凝視しない
- 夜は暗く静かに:ケージにタオルをかけて暗くする。鳴いても構わない(慣れるまで数日)
初日に準備しておくこと
- ケージ設置場所は人通り少なめで静かなリビングの隅
- 危険物を片付け:電気コード、小物、観葉植物(毒性あり)、ゴミ箱
- フード・水は保護団体と同じものを用意
- トイレシートを複数箇所に仮設置(どこで排泄するか観察)
よくある質問(FAQ)
保護犬は懐かない?問題行動が多い?
誤解です。適切なケアを受けた保護犬の多くは、家族への愛情が深く、穏やかです。むしろ「命を救ってくれた」感謝から、ペットショップ出身犬以上に絆が強いケースも。問題行動は過去のトラウマが原因の場合もありますが、時間と愛情で改善します。保護団体が性格・相性を見極めてマッチングするため、初心者向けの穏やかな犬も多数います。
単身者・高齢者は保護犬を迎えられない?
条件次第で可能です。単身者:在宅ワーク、フレックス勤務で留守番8時間以内なら審査通過しやすい。緊急時のバックアップ(家族・友人)を明示。高齢者:65歳以下、または後見人(家族)がいれば可の団体多数。シニア犬(7歳以上)なら運動量少なく相性◎。事前に団体に相談を。
トライアル期間中に返すのはダメ?
ダメではありません。トライアルは「お互いの幸せのため」の制度。どうしても相性が合わない(重度のアレルギー発症、犬が極度にストレス、家族が飼育困難と判断)場合、正直に保護団体に相談しましょう。無理して飼い続けると、犬も人も不幸になります。ただし、「思ったより大変」程度なら、もう少し頑張ることを推奨(慣れるまで3週間かかる)。
保護犬の医療費は高い?
譲渡時点で基本医療ケア完了済み(ワクチン、避妊去勢、マイクロチップ、健康診断)のため、初期医療費はほぼゼロ。その後の医療費は通常の犬と同じ(年間5〜10万円)。むしろペットショップ出身の子犬は、初年度にワクチン・避妊去勢で5〜8万円追加発生。保護犬の方が初期費用は低いです。
子犬と成犬、どちらがおすすめ?
初心者には成犬(1歳以上)がおすすめ。理由:①性格・サイズが確定済み、②トイレトレーニング済みが多い、③落ち着いており手がかからない、④子犬より譲渡競争率低い。子犬は可愛いですが、トイレ・噛み癖・夜鳴き対応が大変で、共働き家庭は特に困難。成犬は「シニア予備軍」ではなく、まだ10年近く一緒に暮らせます。
保護犬の譲渡にかかる期間は?
申込から正式譲渡まで3週間〜2ヶ月が一般的。内訳:面談(即日〜1週間)→家庭訪問(1〜2週間)→トライアル(1〜4週間)→正式譲渡(数日)。人気犬種・子犬は競争率高く、審査待ち時間長い場合も。焦らず、じっくり準備期間と捉えましょう。
先住犬・猫がいても大丈夫?
犬による。保護団体に「先住ペットあり」と伝えれば、多頭飼育向きの犬を紹介してくれます。トライアル中に徐々に対面(初日は別室、2日目はケージ越し、3日目以降リード付きで対面)。相性悪ければ無理せず団体に相談。猫との同居は、犬が「猫慣れ済み」であることが必須条件。
保護犬を迎えて後悔することはある?
正直、最初の1〜2週間は「大変すぎた…」と感じる人も。トイレ失敗、夜鳴き、噛み癖、思ったより懐かない…など。しかし、3週間〜3ヶ月経つと劇的に改善し、「迎えて良かった!」に変わるケースが大多数。大切なのは①事前に「大変な時期がある」と覚悟、②困ったらすぐ保護団体に相談、③3ヶ月は根気よく見守る、です。
まとめ:保護犬の譲渡プロセス7ステップ
- ✅ STEP 1:情報収集と保護団体選び(信頼性チェック5項目確認)
- ✅ STEP 2:譲渡会参加・犬との面会(相性・性格確認)
- ✅ STEP 3:譲渡申込書提出と面談(審査)
- ✅ STEP 4:家庭訪問(飼育環境確認)
- ✅ STEP 5:トライアル期間(1週間〜1ヶ月のお試し飼育)
- ✅ STEP 6:正式譲渡手続き(契約書締結、費用支払い2〜8万円)
- ✅ STEP 7:譲渡後フォローアップ(継続サポート)
- ✅ 信頼できる団体の選び方:情報公開、動物取扱業登録、施設見学OK、透明な費用
- ✅ 譲渡条件:年齢、家族構成、住居、留守番時間、経済力、終生飼養の覚悟
- ✅ 初期費用:譲渡費用2〜8万円 + グッズ代5〜10万円 = 計7〜18万円
- ✅ トライアル成功のコツ:初日は見守る、3ヶ月ルール、焦らず根気、団体に定期報告
- ✅ 初心者には成犬推奨:性格確定、トイレ済み、落ち着いている
保護犬を迎えることは、命を救い、最高のパートナーを得るという、二重の喜びがあります。最初は不安も多いかもしれませんが、この記事の7ステップに沿って進めば、きっとスムーズに家族に迎えられます。保護団体は心強い味方。困ったときは遠慮なく相談しながら、保護犬との素敵な新生活をスタートさせてください。あなたの決断が、1頭の犬の人生を180度変えます!
参考文献・データ出典
- ピースワンコ・ジャパン『譲渡までの流れ』
https://wanko-satooya.peace-winds.org/flow/ - ANK WILDLIFE『保護犬を迎えるという選択肢――譲渡の流れと心構え』
https://ank-wildlife.com/2025/06/19/id1096/ - 茶屋ヶ坂動物病院『保護犬の迎え方:手続き・費用・心構え』
https://www.chayagasaka-ah.jp/media/dog/life/415/ - NPO法人SPA『捨て犬保護の現状と新しい家族になるためのステップ』
https://s-p-a.jp/ - PETOKOTO『信頼できる保護団体の選び方』
https://petokoto.com/articles/2795 - Various Colors『信頼できる犬猫保護団体の見分け方』
https://various-colors.com/news/6055/ - 朝日新聞sippo『どこから迎える? 信頼できる保護団体探しがカギ』
https://sippo.asahi.com/article/15037959 - HUG U『犬・猫のトライアルとは?トライアルを失敗しないための基礎知識』
https://hug-u.pet/feature/205 - アニマルドネーション『保護犬・保護猫のトライアルの仕方』
https://www.animaldonation.org/manual/37037/ - カインズマガジン『保護犬を引き取る方法は? 条件や費用、心構えを解説』
https://magazine.cainz.com/wanqol/articles/shelter-dog - ピースワンコ『保護犬の引き取り条件は厳しい?センターが提示する譲渡条件』
https://wanko.peace-winds.org/journal/9579 - おむすび『犬を迎える準備リスト|最低限必要なものから便利グッズまで』
https://omusubi-doglife.com/ - 環境省『動物の愛護と適切な管理』
- 日本動物福祉協会『保護犬譲渡ガイドライン』
- 東京都動物愛護相談センター『譲渡事業について』

