🚨 災害時、ペットを置いて逃げますか? 「同行避難」が命を守ります
2024年の能登半島地震では、ペットと一緒に避難できず家に戻って二次災害に遭うケースが多発しました。環境省は2026年1月、8年ぶりに「人とペットの災害対策ガイドライン」を改訂し、ペットとの同行避難を改めて推奨しています。この記事では、最新の環境省ガイドラインと自治体情報に基づき、ペット同行避難の手順・避難所でのルール・事前準備を徹底解説します。環境省プレスリリース
🎯 この記事で分かること
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「同行避難」と「同伴避難」の違い -
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避難所でのペット受け入れルール(自治体別) -
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事前準備チェックリスト(優先順位1〜3) -
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避難当日の行動手順(5ステップ) -
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在宅避難vs避難所避難の判断基準
📖 「同行避難」とは? 基礎知識
✨ 環境省が推奨する「ペットと一緒に避難」の原則
同行避難とは、災害発生時に飼い主がペットを連れて安全な場所まで一緒に避難することです。東日本大震災(2011年)で「ペットを家に残して避難→取りに戻って津波に巻き込まれる」悲劇が多発したことから、環境省は2013年以降、同行避難を推奨しています。環境省ガイドライン
🔍 同行避難 vs 同伴避難 の違い
| 用語 | 意味 | 避難所での状況 |
|---|---|---|
| 同行避難 | ペットと一緒に安全な場所へ避難 | 人とペットの居住スペースは分離(別室・屋外など) |
| 同伴避難 | ペットと同じ部屋で過ごす | 人とペットが同室で生活(一部自治体のみ) |
⚠️ 重要な注意点
「同行避難=避難所でペットと一緒に暮らせる」ではありません。多くの避難所では、動物アレルギーや衛生面への配慮から、ペットは屋外の専用スペース・別室・車中などでの管理となります。「同伴避難」を認める自治体(東京都豊島区・神奈川県など)もありますが、まだ少数派です。
🏢 避難所でのペット受け入れルール
⚠️ 自治体によって対応は大きく異なります
避難所のペット受け入れ方針は市区町村ごとに異なります。事前に自治体のホームページや防災マニュアルで確認しておくことが重要です。一般的なルールは以下の通りです。
📋 避難所での一般的なルール
1️⃣ ペット専用スペースでの管理
ペットはケージ・キャリーに入れたまま、屋外または別室の専用スペースで飼育します。人の居住スペースへの持ち込みは原則禁止です(補助犬を除く)。
2️⃣ 飼い主による24時間管理
給餌・排泄処理・健康管理はすべて飼い主の責任です。避難所スタッフやボランティアはペットの世話を代行しません。夜間の鳴き声対策も飼い主が対応します。
3️⃣ 受け入れ可能なペットの種類
犬・猫・小動物(うさぎ・ハムスター・小鳥)が一般的。爬虫類・大型動物・特定動物(危険動物)は受け入れ不可の場合が多いです。
4️⃣ 必須条件(ワクチン接種・登録)
犬は狂犬病予防接種済み・鑑札装着が必須。猫も可能な限りワクチン接種を。未接種の場合、受け入れ拒否される可能性があります。
🗺️ 自治体別の対応例
| 自治体 | 方針 | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京都 | 同行避難原則 | 区によって同伴避難も検討(豊島区など) |
| 神奈川県 | 同行避難推奨 | ペット同行避難訓練を定期実施 |
| 大阪市 | 同行避難 | ペット専用スペース確保・飼育ルール明文化 |
| 横浜市 | 同行避難 | ペット対策ガイドラインPDF公開 |
| 福岡市 | 同行避難 | ペット情報カード配布 |
💡 自治体情報の確認方法
「(お住まいの市区町村名) ペット 同行避難」でGoogle検索すると、自治体の公式ガイドラインや避難所リストが見つかります。防災マップアプリ(Yahoo!防災速報など)でも確認可能です。
📦 事前準備チェックリスト|優先順位別
✨ 今日から始める! 3段階の防災準備
防災グッズは優先順位1(命に関わるもの)→優先順位2(避難所生活に必要)→優先順位3(あると便利)の順に揃えましょう。一度に全部揃えようとせず、段階的に準備するのがポイントです。
🔴 優先順位1:命や健康に関わるもの(今すぐ準備)
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キャリーケース・ケージ:避難・避難所生活の必須アイテム。リュック型なら両手が空く -
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5〜7日分のフード・水:最低5日分、できれば1週間分を備蓄 -
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常備薬・療法食:持病のある子は2週間分以上。かかりつけ動物病院の連絡先メモ -
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首輪・リード(予備含む2セット):伸びないタイプ推奨。首輪に迷子札・鑑札装着 -
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ペット情報カード:名前・年齢・持病・ワクチン接種歴・飼い主連絡先を記載
🟠 優先順位2:避難所生活に必要なもの(1週間以内に準備)
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トイレ用品:ペットシーツ20〜30枚、携帯トイレ、ビニール袋・消臭袋 -
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食器:折りたたみ式が便利。水飲みボウル・フードボウル各1個 -
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ウェットティッシュ・タオル:排泄後の掃除、体拭きに使用 -
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ペット写真(紙&スマホ):迷子捜索用。飼い主と一緒に写った写真が◎ -
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ワクチン接種証明書・鑑札のコピー:避難所受け入れ時に提示を求められる場合あり
🔵 優先順位3:あると便利なもの(余裕があれば準備)
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お気に入りのおもちゃ・毛布:匂いがついたものでストレス軽減 -
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口輪:緊急時に他人や他のペットを傷つけるリスク軽減 -
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ペット用靴・防護服:瓦礫やガラスから足を保護 -
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ペット用救急セット:包帯・消毒液・ピンセット・体温計 -
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パーテーション・目隠し布:避難所で他のペットと距離を保つ
🚶 避難当日の行動手順|5ステップ
安全確保:まず自分の命を守る
揺れが収まるまで机の下で待機。火災・津波の危険がある場合は即避難。ペットを探す余裕がなければ、まず自分が避難してください。
ペットを確保:キャリーに入れる
ペットをキャリーケースに入れます。パニックで逃げ出すことがあるため、首輪・リードを装着してからケージに誘導。猫は洗濯ネットに入れると落ち着きます。
防災グッズ持参:最低限をリュックに
優先順位1のグッズ(フード・水・薬・ペット情報カード)を持ちます。両手が空くリュック型キャリーが理想的。
避難所到着:受付で登録
避難所受付で「ペット同行避難」を申告します。ペット情報カード・ワクチン接種証明書を提示。ペット専用スペースの場所を確認します。
避難所生活:ルール遵守&周囲への配慮
ペットは常にケージ内で管理。排泄処理は即座に行い、鳴き声が続く場合は車中へ移動するなど配慮します。他の避難者とのトラブル回避が最優先です。
🏠 在宅避難 vs 避難所避難|判断基準
💡 自宅が安全なら「在宅避難」がベスト
建物に損傷がなく、ライフライン(電気・水道・ガス)が使えるなら、在宅避難がペットにとって最もストレスが少ないです。避難所の混雑緩和にもつながります。
✅ 在宅避難を選ぶべきケース
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建物に損傷がなく、倒壊・火災のリスクがない -
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電気・水道のいずれかが使える(または備蓄で7日間凌げる) -
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近隣に火災・浸水・土砂崩れのリスクがない -
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ペットが高齢・持病持ちで避難所のストレスが危険
⚠️ 避難所へ行くべきケース
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建物に亀裂・傾き・損傷がある -
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津波・洪水・土砂災害の警報・避難指示が出ている -
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近隣で火災が発生している -
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電気・ガス・水道すべて停止&備蓄がない -
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一人暮らしで体調不良・怪我をした
🛍️ おすすめペット防災グッズTOP3
獣医師監修・実際の災害経験者が推奨する防災グッズをご紹介します。
獣医師監修 猫用防災セット21点(リュック兼ケージ)
価格:約12,000円 | 内容:拡張式キャリーリュック+フード+トイレ+防災ガイドブック | 特徴:これ一つで必要なものが全て揃う
💬 おすすめポイント:獣医師監修で安心。リュックが拡張してケージになる2in1設計。猫専用だが小型犬にも使える。防災ガイドブック付きで初心者に最適。
Tresbro 猫リュック(拡張式・ロック式)
価格:約6,500円 | 容量:拡張で2倍に | 耐荷重:8kg | 特徴:カーテン付き・ロック式ダブルファスナー・脱走防止
💬 おすすめポイント:Amazon高評価(★4.3)。拡張機能で避難所での一時的なケージ代わりに。通院・旅行にも使える汎用性の高さ。
StarShell ペットキャリー(キャスター付き3way)
価格:約8,000円 | サイズ:41L×30W×50H cm | 特徴:リュック・手提げ・キャリーカート3通りの使い方
💬 おすすめポイント:キャスター付きで重いペットも楽に運べる。飛び出し防止ストッパー付きで安全性◎。中型犬(8kgまで)にも対応。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 避難所に行けばペットのごはんや水はもらえますか?
A. もらえません。避難所で配布されるのは人間用の食料・水のみです。ペットのフード・水・トイレ用品はすべて飼い主が持参する必要があります。支援物資が届くまで数日〜1週間以上かかることもあるため、最低5日分、できれば1週間分の備蓄が必要です。
Q2. ワクチン未接種の犬・猫は避難所に入れませんか?
A. 自治体によりますが、犬の狂犬病予防接種は法律上の義務なので、未接種の場合は受け入れ拒否される可能性が高いです。猫はワクチン義務はありませんが、混合ワクチン接種済みの方が受け入れられやすいです。今からでも動物病院で接種しておきましょう。
Q3. マイクロチップは必須ですか?
A. 避難所受け入れの必須条件ではありませんが、迷子対策として強く推奨されます。2022年6月以降、犬猫の販売時にマイクロチップ装着が義務化されましたが、既存のペットは任意です。災害時は首輪が外れることもあるため、マイクロチップ+迷子札の二重対策が理想です。
Q4. 車中避難はペットにとって良い選択肢ですか?
A. 短期間なら有効な選択肢です。避難所でペットが鳴き続けてトラブルになる場合、車中避難に切り替える飼い主も多いです。ただし、夏場の熱中症・冬場の低体温症・エコノミークラス症候群(人間)のリスクがあるため、エンジンをかけっぱなしにできる燃料確保、定期的な換気・運動が必要です。
Q5. ペット用の避難訓練はどこで受けられますか?
A. 自治体によっては「ペット同行避難訓練」を年1〜2回実施しています(神奈川県・東京都・横浜市など)。自治体の防災イベント情報をチェックしましょう。また、動物病院・ペットショップ主催の防災セミナーもあります。訓練に参加することで、避難所のペットスペースの様子や必要なグッズを実感できます。
💬 まとめ
災害時のペット同行避難は、「ペットを連れて安全な場所へ避難する」ことであり、避難所で一緒に過ごせるという意味ではありません。多くの避難所では、ペットは屋外または別室の専用スペースで飼い主が管理します。
最も重要なのは事前準備です。優先順位1のグッズ(キャリー・フード・薬・首輪)は今すぐ揃え、ワクチン接種・迷子札装着を済ませましょう。自治体のペット避難ガイドラインを確認し、可能ならペット同行避難訓練に参加してください。
そして何より、「ペットを置いて逃げない」という意識を持つこと。同行避難は飼い主とペット双方の命を守る唯一の方法です。今日から、できることから始めましょう。
⚠️ 免責事項
この記事は2026年2月時点の環境省ガイドライン・自治体情報に基づいています。避難所のペット受け入れ方針は自治体・施設ごとに異なるため、必ずお住まいの市区町村の公式情報をご確認ください。災害時は人命最優先であり、状況によってはペットの受け入れが制限される場合があります。
📚 参考文献
- 「人とペットの災害対策ガイドライン」の改訂等に係る検討会 – 環境省
- 人とペットの災害対策ガイドライン – 環境省
- 災害時におけるペットとの避難について – 内閣府防災
- 避難所等におけるペット連れ被災者への対応 – 環境省
- 避難所におけるペット対応マニュアル – 小牧市
- 避難所におけるペット対応の手引き – 松江市
- ペットの災害対策 – 神奈川県
- 災害時のペット対策 – 横浜市
- ペットの防災グッズとは?用意したいアイテム10選
- 愛犬のために準備しておきたいペット用防災グッズ – GREEN DOG
- ペットの備蓄を用意しよう – ピースワンコ・ジャパン
- 犬の防災グッズ、何をリュックに詰めれば? – LION
- 獣医師監修 猫用防災セット21点 – Amazon
- Tresbro 猫リュック – Amazon
- StarShell ペットキャリー – Amazon
