犬用サークル・ケージの作り方|ワイヤーネットとすのこで作る囲いDIYと安全チェック
留守番の間や来客のときだけ、愛犬の行動範囲を区切りたい。そんなとき、犬の囲いを手作りできないか調べる方は多いようです。この記事では、100均やホームセンターの資材で作る室内サークルの手順と、自作の限界、安全チェックを整理します。
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
結論
ワイヤーネットを結束バンドやジョイントでつなぎ、すのこを一部に組み合わせると、短時間の見守り用の囲いは手作りできます。高さは、愛犬の体高を測り、跳躍力の目安とされる「体高の約2倍」を踏まえつつ、柵は70cm以上を目安にできるだけ高くするのが考え方です。
ただし、体重のある犬、脱走癖や噛み癖がある犬、長時間の留守番には、市販のサークルをおすすめします。自作は強度の保証がないためです。
この記事でわかること
- 手作りサークルが向く犬・向かない犬
- 犬のサイズ別の高さ・広さの目安
- ワイヤーネットとすのこで作る手順
- 結束バンド・挟まり・転倒の安全チェックリスト
- 資材と、比較用の市販サークル

犬のサークルを手作りできる?向く犬・向かない犬
手作りサークルは、ワイヤーネットを結束バンドでつなぐだけで形にできます。サークルを大きくしたいときは、ネットの枚数を増やして拡張できる点も魅力です。一方で、犬がぶつかったり寄りかかったりする力に、どこまで耐えられるかは作り方次第です。
そこで、愛犬が次のどちらに近いかを先に確認しましょう。
| タイプ | 目安 |
|---|---|
| 手作りでも検討しやすい | 小型犬で落ち着いている/飼い主が同じ部屋で見守れる/短時間の仕切りが目的 |
| 市販品をおすすめ | 体重のある中型犬以上/脱走癖がある/ネットや結束バンドを噛む/留守番や就寝時に使う |
噛み癖のある犬では、結束バンドごと噛んで飲み込むおそれがあります。ネットを噛んで壊すこともあるため、留守番には使わないでください。
犬のサイズ別|高さと広さの目安
「犬は体高の約2倍の高さまでジャンプできるといわれる」と、ペット用品の比較サイトで紹介されています。これは跳躍力の説明で、犬種・年齢・性格による個体差が大きく、学術的な基準ではありません。同じサイトでは、飛び越え防止には高さ70cm以上を目安に、できるだけ高いものを選ぶよう解説されています。トイプードルのような小型犬でも、70cm以上が無難と紹介されています。
自作の場合は、まず愛犬の体高(床から肩までの高さ)を測り、次の表で跳躍の目安を計算してみましょう。
| 測った体高 | 参考:体高×2(跳躍の目安。柵の高さの推奨値ではありません) | ひと言 |
|---|---|---|
| 20cm | 40cm | 足をかけて登る子は、さらに高く |
| 30cm | 60cm | ネットの高さを足して、届くか確認 |
| 40cm | 80cm | 足をかけて登る子は、さらに高く |
この表は上記の考え方からの計算例で、安全を保証する数値ではありません。表の数値が70cm未満でも、柵の高さは70cm以上を目安にしてください。足をかけて登る様子があれば、さらに高く考えましょう。たとえばワッツのネットを縦に重ねると、25cmの高さなら2枚で約50cm、36.5cmなら2枚で約73cmが計算上の高さです(つなぎ目の重なりは考慮していません)。

広さの目安も参考にしておきましょう。動物病院のブログでは、ケージの目安として、チワワ・トイプードルなどの小型犬で60×45×50cm前後、柴犬・コーギーなどの中型犬で90×60×65cm前後と紹介されています(あくまで目安)。これは寝床や留守番用のケージの大きさの例で、サークルの広さの基準ではありません。サークルの横幅は体長の約3倍あるとよいという紹介記事もありますが、公的な基準ではないため、愛犬の様子を見て調整してください。
ワイヤーネットとすのこで作る囲いDIYの手順
ここでは、手作りゲートDIYと同じ資材を使い、床置きの室内サークルを作る流れを紹介します。ワイヤーネットのサイズはブランドで異なります。たとえば2022年掲載のワッツのコラムでは、25×25cm、36.5×36.5cm、49×25cm、49×36.5cmなどの商品が紹介されていました。購入前に、パッケージの寸法を必ず確認しましょう。
用意するもの
- ワイヤーネット(愛犬の体高×2より高くなる枚数)
- ネット用ジョイントと結束バンド
- すのこ(壁面や出入口の枠に使う分)
- 結束バンドを切るニッパー、切り口を整えるヤスリ
- 重し(ブロックなど)と、床用の滑り止めマット
手順
- 愛犬の体高を測り、必要な高さと設置スペースを決めます。
- ネットを床に並べ、四角い形(または部屋の角を使ったL字)になるよう配置を決めます。
- ネット同士のつなぎ目に、ジョイントや結束バンドを複数箇所に使って固定します。
- 高さが足りない場合はネットを縦に重ね、横方向の接合部も増やして揺れを減らします。
- 出入口の1面は、飼い主が開閉しやすい枠にします。すのこを使う場合は、板の面を犬の反対側に向け、ささくれがないか確認します。
- 結束バンドの余りをニッパーで切り、切り口をヤスリで丸め、必ず犬のいない外側に向けます。
- 下部に重し(ブロックなど。犬の口が届かない外側に置く)を付け、滑り止めマットも併用して、倒れにくくします。

囲いの中には、犬が落ち着けるクッションや手作りベッドを入れてあげましょう。段差が気になる場合は、犬用スロープの作り方も参考になります。
安全チェックリスト|結束バンド・挟まり・転倒
ペットシッターの解説では、横目や格子目の柵は、柵を上って脱走したり落下したりする危険があるとして、サークルには使わないよう注意されています。ワイヤーネットも格子状で、足をかけて登れる構造です。登る癖や飛び上がる癖のある犬には向きません。足がかりになる横桟を避ける、内側を覆うなどの工夫は考えられますが、安全は確認できません。気になる場合は、獣医師や市販サークルのメーカーに相談し、市販のケージも検討してください。
ペットケアサービスの解説では、ケージやサークルでの事故例として、柵の間に挟まって動けなくなった、すき間から抜け出た、ひっくり返してけがをした、飛び越えて脱走した、などが挙げられています。自作ではこれらに配慮した点検が欠かせません。使い始める前と、使うたびに次を確認してください。
安全チェックリスト
- 結束バンドの切り口が鋭くなく、ヤスリで丸めてあるか
- 結束バンドの余りがなく、犬が噛める位置に出ていないか
- 結束バンドやすのこの破片が、床に落ちていないか
- ネットの網目に、足先や首、頭が入って抜けなくならないか(成犬の体で実際に確認)
- すのこの板のすき間に、足先や首が入らないか
- 首輪やハーネス、服がネットに引っかからないか。心配なときは外して使う
- 犬が寄りかかったり、前足をかけたりして揺れないか、倒れないか
- ネットを引っ張って、ジョイントや結束バンドが外れないか
- 立ち上がって前足をかけられる位置に、足場になる横桟がないか
- 足をかけて登れる足場(家具、段ボールなど)が近くにないか
- 水飲み場、トイレ、暑さ寒さの対策が囲いの中にあるか
結束バンドの誤飲は、猫の事例ですが、保険会社の啓発ページに体験談が載っています。結束バンドの先端を噛み切った疑いで受診しましたが、レントゲンには映らなかったと書かれています。犬でも起こりうる事故として、囲いの結束バンドの余りは必ず切り、噛んだ跡があればすぐに使用をやめましょう。同ページの犬の調査では、異物誤飲全般について0〜1歳に注意が必要とされています。
結束バンドやすのこの破片を飲み込んだ可能性があるとき、囲いに挟まって動けなくなったときは、家庭で無理に吐かせようとせず、すぐ動物病院へ連絡してください。

資材の選び方と商品の例
PR(以下の商品リンクにはアフィリエイト広告を含みます)
資材は、店舗や時期によって価格や寸法が変わります。以下は検索のきっかけ用の例です。2022年掲載のワッツのコラムでは、ワイヤーネットが110円(税込)で紹介されていました。現在の価格や取り扱いは店舗でご確認ください。
ワイヤーネット(100均・ホームセンター)
サークルの壁面になる基本資材です。サイズ展開が多く、枚数で広さを調整できます。
こんな方向け:まず小型犬の短時間の仕切りを試したい方
参考価格:110円(税込)の例(2022年掲載のワッツのコラムより。現在の価格は店舗でご確認ください)
ワイヤーネット用ジョイント
結束バンドの代わりに使える、ネット用の連結部品です。製品により固定の強さが異なるため、使用前に引っ張って確認してください。
こんな方向け:結束バンドの数を減らして、切り口を少なくしたい方
参考価格:売り場や入数で異なります
結束バンド
ネット同士を固定する定番の資材です。使った後の余りは、必ず切って切り口を丸めましょう。
こんな方向け:白など目立ちにくい色で、見た目をそろえたい方
参考価格:売り場や入数で異なります
すのこ
壁面の一部や、出入口の枠に使う例です。板のすき間が広いと足先や首が入るおそれがあるため、犬が触れる面に使う場合は、すき間とささくれを実物で確認しましょう。
こんな方向け:ネットだけの見た目を、少しやわらげたい方
参考価格:サイズや素材で異なります
自作の限界と、市販のペットサークルを選ぶ目安
自作は、サイズや形を自由に決められる反面、強度や安全性を自分で確かめる必要があります。次のような場合は、市販のペットサークルを検討しましょう。
- 体重のある犬で、寄りかかる力が強い
- 脱走や、飛び越えようとした経験がある
- ネットや結束バンドを噛む
- 留守番、就寝時、長時間の利用を想定している
比較用に、市販のパネル式サークルの参考価格を挙げます。比較サイトには、プラスチック製で高さ69cm、参考価格11,980円という例が載っています。価格はショップや時期で変わるため、購入時にご確認ください。
市販のパネル式ペットサークル
パネルをつないで形を変えられるタイプです。高さ、ロック機構、素材を、愛犬の体格に合わせて比べましょう。
こんな方向け:自作の強度が不安な方、留守番や就寝にも使いたい方
参考価格:11,980円の掲載例あり(価格は店舗により異なります。購入時にご確認ください)
市販のケージは、犬用ケージおすすめランキングでサイズ別にまとめています。
置き場所と慣らし方のポイント
囲いは、置き場所でも安全性が変わります。ケージとトイレ、水飲み場の配置は犬と暮らす間取りの考え方も参考にしてください。直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。家族の気配を感じられる場所だと、落ち着く場合もあります(個体差があります)。
また、普段から囲いの中で過ごす習慣のない犬に、いきなり留守番をさせるのはおすすめできません。短時間から慣らす配慮が必要と、ペットシッターの解説でも紹介されています。慣らし方は犬のハウストレーニングの記事で紹介しています。玄関まわりの脱走対策は、玄関脱走を防ぐ方法もご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 100均の資材だけで、犬のサークルは作れますか。
A. ワイヤーネットや結束バンドは100均でも入手できます。ただし強度は犬の体格や性格で変わります。短時間の仕切り用と考え、留守番には市販品を検討してください。
Q. 天井がなくても大丈夫ですか。
A. 天井のないサークルは、犬が飛び越えたり登ったりする可能性があります。高さは70cm以上を目安にできるだけ高くし、体高の約2倍という跳躍力の目安も踏まえて考えてください。心配なときは、屋根つきの市販ケージを選びましょう。
Q. 結束バンドを噛んでしまったときはどうしますか。
A. すぐ使用をやめ、破片が落ちていないか確認します。飲み込んだ可能性があれば、動物病院へ連絡してください。
Q. 子犬にも使えますか。
A. 子犬は好奇心が強く、噛んだり誤飲したりしやすい時期です。犬の異物誤飲全般の調査で、0〜1歳に注意が必要と紹介されています。見守れる時間に限り、市販品も含めて検討しましょう。
参考文献
- UCHINOCO(うちの子)大型犬も安心!手作りのペットサークルで快適空間を
- ワッツ 100均のワイヤーネットはサイズが豊富!DIYや収納活用のアイディアを紹介
- マイベスト 犬用サークルのおすすめ人気ランキング
- 犬のケージ、正しく使えていますか?サイズ選びと使い方の基本ガイド
- ペットケアサービス Happiness お留守番の時の注意点(犬の場合Part.2)
- 第一アイペット 【獣医師監修】犬が異物を誤飲してしまったときの対処法とは
- うちの子HAPPY PROJECT 「異物誤飲」するその前にできること
免責事項
本記事は一般的な情報の提供を目的としており、手作りの囲いの強度・安全性を保証するものではありません。DIYは自己責任で行い、使用中は犬から目を離さないでください。愛犬の体格・年齢・性格には個体差があります。健康や安全に関する判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。価格や商品情報は変更される場合があります。最新情報は各販売店でご確認ください。
広告掲載について
本記事には、Amazon・楽天市場などのアフィリエイトリンクを含む広告が含まれています。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。掲載内容は、報酬の有無にかかわらず公開情報をもとに作成しています。当サイトでは、サイト全体でGoogleアドセンス等の広告を配信する場合があります。
🛠️ お役立ちツール一覧
Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。
