犬のマイクロチップ義務化とは?2022年からの登録方法・費用・手続きを完全解説

犬のケア

犬のマイクロチップ義務化、内容を正しく理解できていますか?

2022年6月1日に施行された改正動物愛護管理法により、犬や猫を扱うペットショップやブリーダー(犬猫等販売業者)には、マイクロチップの装着と情報登録が義務付けられました。「うちの子はいつから飼っているから関係ない」「もう装着したから終わり」と思っている方も多いのですが、実は住所変更や譲渡のたびに必要な手続きがあったり、費用や登録先を誤解しているケースも少なくありません。この記事では、義務化の対象範囲、装着・登録にかかる費用、具体的な手続きの流れ、そして罰則の有無まで、飼い主が知っておくべきポイントを一つずつ整理して解説します。

マイクロチップ義務化の対象は誰?飼い主も対象になるケース

今回の法改正で装着・登録が「義務」となったのは、ブリーダーやペットショップなどの犬猫等販売業者です。生まれてから120日以内(販売するならそれより前でも可)にマイクロチップを装着し、装着後30日以内に環境省データベースへ登録することが義務付けられています。

一方、2022年6月1日より前から犬を飼っている方や、知人・保護団体などから犬を譲り受けた方については、マイクロチップの装着は「努力義務」にとどまり、2026年7月時点でも装着しなかった場合の罰則は設けられていません。ただし、装着している犬を新たに迎えた場合や、既に装着済みの犬について情報登録がまだの場合は、登録自体は義務となる点に注意が必要です。

ポイント:2022年6月1日以降にペットショップやブリーダーから犬を迎えた場合は、その犬にはすでにマイクロチップが装着済み。飼い主は30日以内に「所有者の変更登録」を行う義務があります。

装着・登録にかかる費用の目安

マイクロチップの装着自体は動物病院で獣医師が専用の注射器を使って行う医療行為で、費用は病院によって差があるものの数千円程度(5,000円前後)が目安とされています。装着とは別に、環境省が指定する「犬と猫のマイクロチップ情報登録」制度への登録手数料がかかります。

手続きの種類 オンライン申請 紙申請
新規登録・変更登録 400円 1,400円
登録証明書の再交付 300円 1,300円
登録事項の変更届(住所変更など) 無料 無料

自治体によってはマイクロチップの装着費用に補助金や助成金を出しているところもあるため、装着を検討している方はお住まいの市区町村の窓口にも一度確認してみることをおすすめします。

登録・変更登録の手続きの流れ

次のようなタイミングでは、マイクロチップ情報の登録・変更登録の手続きが必要です。

  • 新しくマイクロチップを装着したとき(装着から30日以内)
  • マイクロチップ装着済みの犬を購入・譲り受けたとき(所有者の変更登録)
  • 引っ越しなどで住所や連絡先が変わったとき
  • 愛犬が亡くなったとき(死亡の届出)

手続きは環境省が運営する「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトからオンラインで行うのが基本で、獣医師が発行した「マイクロチップ装着証明書」に記載された15桁の識別番号を入力し、証明書の画像をアップロードして所有者情報を入力、手数料を決済すれば完了します。パソコンやスマートフォンでの操作が難しい場合は、郵送での申請も可能です。

義務を怠るとどうなる?罰則の有無

犬猫等販売業者がマイクロチップの装着・登録を行わない場合は、基準省令違反として勧告や命令、登録取消処分の対象となり、それに関連する罰則が科される可能性があります。一方、一般の飼い主については装着自体は努力義務であり、2026年7月時点で装着しなかったことそのものに対する罰則は設けられていません。とはいえ、装着済みの犬を迎えた際の変更登録は「義務」なので、忘れずに手続きを行いましょう。

マイクロチップ装着のメリットと注意点

マイクロチップの最大のメリットは、迷子や災害時にはぐれてしまった場合でも、動物病院や保護施設にある専用のリーダーで番号を読み取り、登録された飼い主情報と照合することで身元がすぐに判明する点です。首輪や迷子札は外れてしまうことがありますが、体内に埋め込むマイクロチップはその心配がありません。装着による痛みはごく短時間で、健康への影響もほとんど報告されていませんが、心配な方はワクチン接種や去勢・避妊手術のタイミングで同時に相談してみるとよいでしょう。

マイクロチップと合わせて備えたいお守りグッズ

マイクロチップは体内での身元証明として非常に心強い存在ですが、外出時にすぐ連絡先が分かるアイテムを併用しておくと、迷子になった際に発見してくれた方がより早く飼い主に連絡しやすくなります。

Tractive GPS DOG(GPS首輪トラッカー)

首輪に取り付けるだけでスマートフォンからリアルタイムの居場所を確認できるGPSトラッカー。マイクロチップと違い、外出中に今どこにいるかをすぐ確認したい飼い主さんに向いています。

参考価格:8,000円前後(月額プランあり)

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本革製 名入れ迷子札

犬の名前と連絡先を刻印できる本革の迷子札。マイクロチップを読み取る機械がない一般の方に保護された場合でも、見ただけで連絡先が分かる安心感があります。普段使いの首輪にそのまま付けたい方に向いています。

参考価格:1,500〜3,000円程度

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まとめ

マイクロチップの装着・登録義務は、ペットショップやブリーダーが対象で、既存の飼い主は努力義務にとどまるものの、装着済みの犬を迎えた際の変更登録は義務です。手続きはオンラインで400円から行え、住所変更などの届出は無料です。万が一の迷子や災害時に愛犬と再会するための備えとして、マイクロチップの内容を正しく理解し、必要な手続きを済ませておきましょう。

参考文献

免責事項

本記事は2026年7月時点で確認できる公的情報をもとに作成していますが、法制度や手数料は改定される可能性があります。最新の内容は必ず環境省の公式サイトでご確認ください。マイクロチップの装着に関する医療的な判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

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