犬が震える理由8つ|寒さ・興奮・痛みの見分け方と危険なケース

犬と生活

犬が震える理由8つ|寒さ・興奮・痛みの見分け方と危険なケース

愛犬が急にブルブル震えていると、それだけで心臓が縮む思いがしますよね。寒いだけなのか、どこかが痛いのか、それとも一刻を争う状態なのか。震えは原因の幅がとても広い症状です。この記事では、震えの理由を8つに整理し、今すぐ動くべきケースと様子を見ていいケースを切り分けていきます。

※ 本記事は一般的な情報をまとめたもので、獣医師による診断に代わるものではありません。判断に迷うときは、かかりつけの動物病院に連絡してください。本記事には広告が含まれます。

結論

犬の震えの多くは、寒さ・興奮・恐怖といった生理的なものです。原因を取り除いて落ち着き、そのあと普段どおり元気で食欲もあるなら、あわてる必要はないケースが大半です。

一方で、意識がはっきりしない、体が突っ張ってけいれんしている、危険なものを口にしたかもしれない、ぐったりしている、といった震えは様子を見てはいけません。特に中毒と低血糖は、症状が軽く見えても短時間で悪化することがあります。

迷ったら「暖めて落ち着くか」「呼びかけに反応するか」「他に症状があるか」の3点を確認し、ひとつでも引っかかるなら動物病院に電話しましょう。電話で相談するだけなら、犬に負担はかかりません。

この記事でわかること

  • 震えの緊急度を赤・黄・緑の3段階で判断する目安
  • 犬が震える理由8つと、それぞれの見分け方
  • 「震え」と「けいれん(発作)」を見分けるチェックポイント
  • 中毒で症状が出るまでの時間の目安と、飼い主が最初にすること
  • 子犬・成犬・シニアで変わる震えの意味
  • 受診時に伝える7項目と、診断に役立つ動画の撮り方

まず確認|犬の震えの緊急度を3色で見分ける

原因を探す前に、「今すぐ動くべきか」を先に判断します。下の表は、海外の獣医学教科書や動物病院が示している受診の目安を、飼い主が使いやすい形に整理したものです。あくまで一般的な目安であり、当てはまらないケースもあります。

緊急度 当てはまる様子 行動
赤:今すぐ連絡・受診 呼びかけに反応しない/意識がぼんやりしている。体が突っ張る、倒れてけいれんしている。短時間で治まらない、続けて繰り返す、初めての発作。中毒のおそれがあるものを食べた・舐めた(症状がなくても)。ぐったりして震えている。呼吸が苦しそう。歯ぐきが白い・青っぽい。震えながら嘔吐を繰り返す。 まず動物病院に電話。夜間なら救急対応の病院へ。
黄:当日〜数日以内に受診 暖めても震えが続く。嘔吐・下痢・食欲低下をともなう。触ると鳴く、抱き上げると痛がる。歩き方がおかしい。体の一部だけが震える。同じ震えを何度も繰り返す。子犬やシニアで急に始まった。 その日のうちに電話し、受診日を相談。
緑:様子見しつつ記録 寒い場所、怖い音、うれしい場面など、きっかけがはっきりしている。原因を取り除くと落ち着いてくる。震えながらもおやつを欲しがる余裕がある。呼びかけに普通に反応する。そのあと元気・食欲も普段どおり。 日時・きっかけ・持続時間をメモ。繰り返すなら相談。

「何分続いたら受診」というはっきりした基準は、情報源によって差があります。分数で機械的に線を引くより、意識・他の症状・きっかけの有無で判断するほうが現実的です。

犬が震える理由8つ 早見表

震えの理由は、大きく「生理的なもの」「気持ちによるもの」「体の不調によるもの」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。まずは全体像を確認してください。

理由 よくある場面 目安
1. 寒さ・体の冷え 冬の散歩後、シャンプーや雨で濡れたあと、冷えた床 緑〜黄
2. 興奮・うれしさ 帰宅を迎えるとき、散歩の準備中、待てをしているとき
3. 恐怖・不安・ストレス 雷、花火、掃除機、来客、動物病院の待合室 緑〜黄
4. 痛み 動かずに震える、背中を丸める、抱き上げると鳴く
5. 低血糖 子犬・小型犬、食事の間隔が空いた、嘔吐や下痢のあと
6. 中毒 口にしてはいけないものを食べた・舐めた可能性がある
7. 神経の病気(発作・振戦) 前触れなく始まる、体が突っ張る、細かい震えが続く 赤〜黄
8. 老化・内臓やホルモンの病気 シニア犬、後ろ足だけが震える、他の不調をともなう

理由1〜3|寒さ・興奮・恐怖による生理的な震え

理由1:寒さで体が震える(シバリング)

寒いときの震えは、筋肉を小刻みに動かして熱を逃がさないようにする反射だと説明されています。体が小さい犬、子犬、高齢の犬、被毛が短い犬、痩せている犬は体温を保ちにくく、冷えやすいと言われています。

見分け方はシンプルです。暖かい室内に戻る、タオルで水気を拭く、ブランケットをかける。それで落ち着いてくるなら、寒さが関係していた可能性が高いと考えられます。

注意したいのは、体が冷えすぎている場合です。低体温では、震え、筋肉のこわばり、元気の消失、歩行困難やぼんやりした様子へと進むことがあると解説されています。犬の平熱はおよそ38.1〜39.2℃とされ、これを大きく下回っている状態です。このとき、熱源を体に直接当てて急いで温めるのは勧められていません。ゆるやかに温めながら、動物病院に連絡してください。

冬の冷えそのものを減らす工夫は、犬の冬の散歩完全ガイド|凍結路面と塩化カルシウムから肉球を守る方法もあわせて参考にしてみてください。

理由2:興奮・うれしさによる震え

帰宅したとき、散歩のリードを手に取ったとき、おやつを前に「待て」をしているとき。気持ちが高ぶって体が震える犬は少なくありません。米国ケネルクラブ(AKC)の解説でも、興奮による震えは犬ではよく見られるものとして紹介されています。

この場合の震えは、待っていた対象が与えられたり、場面が終わったりすると自然に止まります。しっぽが振れている、耳が前を向いている、体がやわらかいといった様子なら、恐怖ではなく高揚のサインと考えやすいでしょう。

理由3:恐怖・不安・ストレスによる震え

雷、花火、工事の音、掃除機、来客、病院の待合室。怖い場面で全身が震えるのも、犬ではよくある反応です。興奮との違いは、体に「縮こまるサイン」が出ているかどうかです。

  • 目を大きく見開いている
  • 口角が引きつっている
  • 耳を後ろに寝かせている
  • しっぽを巻き込んでいる
  • 狭い場所や飼い主の後ろに隠れようとする

こうしたサインが揃うときは、無理に抱き上げて落ち着かせようとするより、安心できる場所を用意するほうが負担が少ないと言われています。音への怖がりが強い場合の具体的な対策は、犬が花火・雷を怖がるときの対処法で詳しく扱っています。

生理的な震えかどうかを見る3つの質問

① 震え始めたきっかけが思い当たりますか(寒さ・音・来客など)

② その原因を取り除くと、落ち着いてきますか

③ 呼びかけや遊びの誘いに反応し、おやつを欲しがる余裕がありますか

3つすべてに「はい」と答えられるなら、緑の枠に近い状態です。ひとつでも「いいえ」があるなら、次の章から先を読み進めてください。

理由4|痛みで震えている可能性

犬は痛みを隠す動物だと言われています。鳴かないから痛くない、とは限りません。動物病院グループVCAの解説では、痛みのサインとして次のような様子が挙げられています。

  • 四肢、特に後ろ足が震える
  • 滑りやすい床を避けて歩く
  • 立ち上がるのをいやがる、階段やジャンプを避ける
  • うなる、クンクン鳴く
  • 安静にしているのにハアハアと荒い呼吸をする
  • 触られると怒る、攻撃的になる

国内の獣医師の解説では、椎間板ヘルニアの軽い段階では麻痺が出ず、背中や腰の痛みだけが現れて、動かずにブルブル震えることがあると説明されています。また膵炎などで、体を丸めるようにして震えるケースもあると紹介されています。

痛みが疑われるときの移動:痛みで震えている犬は、むやみに触るとかみついてしまうことがあります。抱きかかえて無理に運ぶより、ハードタイプのキャリーに入れて姿勢を安定させたまま運ぶ方法が、国内の獣医師から勧められています。

理由5|低血糖による震え(子犬・小型犬は特に注意)

低血糖は、震えの理由のなかでも緊急性が高いものです。AKCの解説では、低血糖の症状として、衰弱、筋肉の震え、ふらつき、速い呼吸、嘔吐、よだれ、発作などが挙げられています。

起こりやすいのはどんな犬か

生後12週未満の子犬や、チワワ・ヨークシャーテリア・マルチーズ・ポメラニアンといった超小型〜小型の犬種でリスクが高いとされています。生後3か月ほどまでは血糖を調節する働きが未発達で、絶食、下痢や嘔吐、体の冷え、腸内寄生虫、移動によるストレスなどがきっかけになると説明されています。獣医学教科書のMerck Veterinary Manualでも、トイ犬種の子犬に起こる低血糖は、肝臓の働きが未熟なことが関わっていると解説されています。

子犬だけの問題ではありません。VCAの解説では、肝臓の病気、門脈シャント、アジソン病、敗血症、インスリンの過量投与、インスリノーマ、そしてキシリトールの摂取なども低血糖の原因として挙げられています。糖尿病でインスリン治療を受けている犬が震え始めた場合も、低血糖の可能性があるためすぐに連絡すべき状況です。

家庭でできること・してはいけないこと

ここは情報が錯綜しやすいところなので、慎重に整理します。AKCの主任獣医師は、低血糖を起こす状態について「家庭での対処で済ませられるものではない」という趣旨のコメントを出しています。まず動物病院に連絡する。これが最優先です。

  • 意識があり自分で飲み込める場合に、獣医師の指示のもとで糖分を与えることがあります。与える種類や量は犬の状態によって変わるため、電話で確認してください。
  • ぐったりしている、けいれんしている、飲み込めない状態では、口の中に何かを入れないでください。誤嚥や気道をふさぐ危険が指摘されています。
  • 糖分を与えて一時的に持ち直したように見えても、原因が解決したわけではありません。再び下がることがあるため、受診は必要だと国内の獣医師も説明しています。
  • キシリトールを口にした可能性があるときは、糖分を与えることより先に連絡・受診を優先してください。肝臓への影響も心配されるため、家庭での対応だけでは不十分です。

なお、動物病院では点滴でブドウ糖を投与するなどの処置が行われると解説されています。小型犬の子犬と暮らし始めたばかりの方は、「もしものとき、家で何をどれだけしてよいか」を平常時にかかりつけの獣医師へ聞いておくと安心です。日常の予防としては、食事の間隔を空けすぎないことと、体を冷やさないことが挙げられています。

理由6|中毒による震え|症状が出るまでの時間を知っておく

中毒は「震えてから対応する」のでは遅れることがあります。多くの中毒物質は、口にしてから症状が出るまでに時間差があるためです。下の表は、獣医学教科書や大学・専門機関の解説で示されている時間の目安をまとめたものです。

物質 症状が出るまでの目安 震えに関する記載
キシリトール(無糖ガム、一部のピーナッツバター、歯磨き剤など) 低血糖の症状は摂取後30分以内から。吸収が遅い形では12〜18時間遅れることもある。肝臓への影響は24〜48時間以降に現れることもある。 嘔吐、衰弱、ふらつき、元気消失、発作など
チョコレート(ダーク・製菓用・ココアほど注意) 通常は6〜12時間以内。コーネル大学の解説では2〜12時間以内に出て12〜36時間続くこともあるとされる。 落ち着きのなさ、嘔吐、下痢のあと、ふらつき・震え・発作へ進むことがある
ナメクジ駆除剤に使われる成分(メタアルデヒド) 摂取後30分〜6時間(教科書)/数分〜3時間(VCA)と幅がある。 強い筋肉の震えと体温の上昇が特徴として挙げられる
ピレスロイド系の殺虫剤 摂取後1時間以内に症状が出ることがある。 感受性が高い場合や大量の摂取で震え・発作が起こりうる

メタアルデヒドについては海外の文献をもとにした情報です。日本国内で売られているナメクジ駆除剤の成分は製品によって異なるため、名前だけで判断せず、パッケージを手元に用意して病院に伝えるようにしてください。

ブドウやレーズンは、震えよりも先に嘔吐や食欲不振といった消化器の症状から始まり、腎臓への影響が心配される中毒として解説されています。震えが出ていないから大丈夫、という判断はできません。

中毒が疑われるときの3ステップ

① 犬を危険な物から離し、残っている物・包装・容器を確保する

自己判断で吐かせたり、薬を飲ませたりしない。米国獣医師会(AVMA)の資料でも、獣医師や毒物センターの指示なしに嘔吐させないよう案内されています

③ 症状がなくても動物病院に電話する。キシリトールについては、米国FDAも「疑ったら直ちに連絡を」と呼びかけています

海外の記事には中毒相談ホットラインの番号が載っていますが、日本からは利用できません。かかりつけの病院の電話番号と、夜間・休日に対応している動物病院を、あらかじめスマホに登録しておくのが現実的な備えです。食べてしまったときの初動は犬の誤飲・誤食の緊急対処法、危険な食材の一覧は犬に危険な食べ物一覧【緊急度別】にまとめています。

理由7|神経の病気と「震え」「けいれん」の見分け方

飼い主にとって一番判断が難しいのが、震えとけいれん(発作)の境目です。北海道大学動物医療センターの解説では、てんかんと似た発作性ジスキネジアを区別する手がかりとして、意識が保たれているか、よだれや失禁などの症状があるか、終わったあとにぼんやりする時間があるか、といった点が挙げられています。これを飼い主が観察しやすい形に整理すると、次のようになります。

観察するところ 震えに近い けいれん(発作)を疑う
呼びかけへの反応 名前を呼ぶと反応する、目が合う 反応がない、意識がはっきりしない
姿勢・動き 立っていられる、自分で移動できる 倒れる、体が突っ張る、手足を激しく動かす
よだれ・失禁 ふつうは伴わない よだれ、失禁、排便をともなうことがある
終わったあと すぐにいつもどおりに戻る ぼんやりする、ふらつく、見えていないような様子が続く

右側の列に当てはまるときは、赤の対応です。初めての発作、短時間で治まらない発作、続けて繰り返す発作は、すぐ連絡すべき状況とされています。

発作が起きたときに家庭ですること

AVMAの資料では、次のような対応が案内されています。

  • 周囲の家具や他のペットを遠ざけ、犬がぶつからない環境にする
  • 体を押さえつけて止めようとしない
  • 口や手を犬の口元に近づけない
  • 可能なら時間を計り、様子を動画で記録する
  • 治まったら静かな場所で休ませ、動物病院に連絡する

てんかんは、24時間以上あけて2回以上、誘因のない発作が起きる状態として定義されています。診断や治療は獣医師の領域です。発作の記録の付け方や生活面の工夫は犬のてんかん発作の対処法|症状・原因・治療・生活管理で詳しく扱っています。

細かい震えが続く「シェイカー症候群」

意識ははっきりしているのに、全身や頭に細かい震えが続く病気もあります。VCAの解説では、特発性全般性振戦症候群(シェイカー症候群)は、マルチーズ、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ビション・フリーゼなど小型の白い犬に多いとされますが、毛色や体格を問わず起こりうると説明されています。1〜2歳ごろの若い成犬で見つかることが多く、興奮や運動で強まり、安静や睡眠で軽くなる傾向があるとされています。

こうした震えは、飼い主が家庭で見分けるのは難しいものです。「元気なのに細かい震えがずっと続く」場合は、動画を持って相談してみてください。

理由8|老化・内臓やホルモンの病気

シニア期に入ると、筋肉量の低下によって後ろ足に震えが出ることがあるとAKCは解説しています。立ち上がるときや、長く立っているときに目立つのが特徴です。ただし「年のせい」で片づけると、痛みや内臓の不調を見落とすことがあります。

  • 腎臓の機能低下:老廃物が体に溜まることで、震えやけいれんにつながることがあると国内の解説で紹介されています
  • 肝臓の病気:肝性脳症という状態で神経の症状が出ることがあります
  • アジソン病:症状が非特異的で、嘔吐や下痢、食欲の低下、低血糖などをともないながら、危機的な状態に至ることもあると教科書で説明されています
  • 発熱:人が熱の出始めに寒気で震えるのと同じように、犬も体温が上がる過程で震えることがあると解説されています

また、授乳中の母犬では、カルシウムが不足して落ち着きのなさ、荒い呼吸、よだれ、動きの硬さが現れ、筋肉のけいれんへ進むことがあるとVCAが注意を促しています。出産後の犬に震えが見られたら、早めの連絡が必要です。

生活面では、フローリングに滑り止めを敷く、食器を高さのある台に置くといった工夫が、体への負担を減らす方法として紹介されています。

年齢別|震えたときに最初に疑うこと

年齢 まず考えたいこと 特に気をつける点
子犬(生後数か月まで) 低血糖、体の冷え、迎えたばかりの環境ストレス ぐったりを伴うなら赤。下痢や嘔吐のあとは特に注意
成犬 恐怖・興奮、痛み、中毒、神経の病気 拾い食いの可能性がないかを必ず振り返る
シニア犬 筋力の低下、関節や背中の痛み、内臓・ホルモンの病気 「年のせい」と決めず、健康診断とあわせて相談

受診時に伝える7項目と、動画の撮り方

震えは、病院に着くころには止まっていることがよくあります。だからこそ、飼い主の観察が診断の手がかりになります。電話や診察のときは、次の7項目をメモして伝えてください。

① いつから始まり、どのくらい続いたか

② 震え方(全身か一部か、意識があったか)

③ 直前の状況(散歩、寒さ、来客、最後の食事からの時間)

④ 食べた・舐めた可能性のあるもの(商品名・量・時刻・包装の有無)

⑤ 他の症状(嘔吐、下痢、よだれ、ふらつき、呼吸、歯ぐきの色)

⑥ 持病・服用中の薬・直近のワクチン・体重・月齢

⑦ 震えているときの動画

動画については、北海道大学動物医療センターも「発作の様子の動画は診断の参考になる」と案内しています。国内の動物病院でも、1〜2分ほどの動画を勧める解説があります。撮るときのコツは次のとおりです。

  • 顔だけでなく全身が入る距離から撮る(どこが震えているかが重要です)
  • 明るい場所で、できれば横から撮る
  • 無理に名前を呼び続けず、まずは自然な状態を記録する(反応を見る場面は最後に少しだけ)
  • 震えが治まったあとの歩き方や様子も、短く撮っておく
  • 撮影日時が残るよう、スマホのカメラでそのまま保存する

繰り返すタイプの震えなら、日付・時刻・続いた時間・前後の出来事を残す「記録ノート」をつけておくと、受診のときに役立ちます。

寒さ対策と、犬用ヒーターを安全に使うポイント

寒さによる震えを減らすには、暖房器具そのものより「使い方」が大切です。国内の動物病院は、低温やけどについて注意を促しています。熱いと感じないくらいの温度でも、長時間同じ場所が触れ続けることで起こりうるとされ、設定温度は体温より少し低い程度を目安に、犬の体に直接当てない使い方が勧められています。

  • ヒーターの上に犬を直接寝かせず、間にタオルや毛布を1枚はさむ
  • 暑くなったら自分で離れられる「逃げ場」を必ず作る(ケージ全面をヒーターにしない)
  • ヒーター本体をブランケットで包まない(熱がこもります)
  • 留守番中のつけっぱなしは避けるか、タイマーを活用する
  • コードはかじり対策のカバーで保護する

自力で動けないシニア犬や、寝たきりに近い犬では、自分で離れる判断ができません。低温やけどのリスクが上がるため、こまめに位置を変えてあげてください。また、体が冷えきっている疑いがあるときに熱源を直接当てて急に温めるのは勧められていません。まず動物病院に連絡しましょう。

寒さ対策に検討したいアイテム

ペット用ホットカーペット(犬用ヒーターマット)

ケージやベッドの一部に敷いて使う定番のアイテムです。犬が自分で乗り降りできるよう、敷く面積はスペースの半分程度までにしておくと、暑すぎたときに避難できます。かじり対策の硬いタイプや、温度切り替えができるタイプもあります。

どんな人向け:冬に床が冷える住まいで、小型犬・子犬・シニア犬と暮らしている方

参考価格:サイズや機能によって幅があるため、各商品ページでご確認ください

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ペット用湯たんぽ(充電式・カバー付き)

コードがないぶん、かじりや配線のトラブルを避けやすいタイプです。必ず専用カバーやタオルで包んで使い、犬の体に密着させたままにしないようにします。留守番中より、そばで見ていられる時間帯に向いています。

どんな人向け:ケージ内にコードを通したくない方、寝る前だけ暖めたい方

参考価格:容量やカバーの有無で幅があるため、各商品ページでご確認ください

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暖房器具は、寒さによる震えをやわらげる助けにはなりますが、病気が原因の震えを解決するものではありません。暖めても震えが続くときは、黄以上の対応と考えてください。

よくある質問

Q. 寝ているときに体がピクピクするのは大丈夫ですか?

A. 眠りのなかで体が小さく動くのは、夢を見ている可能性があると説明されています。声をかけると普通に目を覚まし、そのあといつもどおりなら心配は少ないでしょう。一方で、呼びかけても起きない、体が全身で突っ張っているといった場合は、発作の可能性があります。動画を撮って動物病院に相談してください。

Q. 元気も食欲もあるのに、ときどき震えます。

A. 生理的な震えのこともありますが、繰り返すなら一度相談する価値があります。まずは記録です。いつ・どこで・体のどこが・どのくらい震えたかをメモしておくと、受診のときに伝えやすくなります。元気そうに見えても、犬は痛みを隠すことがある点も頭に置いておいてください。

Q. 体の一部だけが震えるのは、全身の震えと違いますか?

A. 震えている場所は重要な情報です。後ろ足だけなら痛みや筋力の低下、頭だけなら神経に関わる問題など、考える方向が変わってきます。国内の動物病院の解説でも、部位・きっかけ・他の症状の3点を観察するよう案内されています。どこが震えているかがわかるように、全身を写した動画を残しておきましょう。

Q. 病院ではどんな検査をしますか?

A. 原因の幅が広いため、問診と身体検査に加えて、血液検査、レントゲンや超音波などの画像検査、神経学的な検査などが組み合わされると国内の動物病院が説明しています。どこまで調べるかは症状と経過によって変わります。検査が重なると費用も膨らむため、ペット保険への加入を平常時に検討しておく飼い主さんもいます。加入条件や補償の対象は各社で異なるので、公式サイトで確認してください。

Q. 夜中に震え始めたら、朝まで待つべきですか?

A. 赤の項目に当てはまる様子があるなら、待たずに連絡してください。判断に迷う段階でも、電話で状況を伝えて指示を仰ぐこと自体は犬に負担をかけません。夜間・休日に対応している動物病院を事前に調べ、連絡先を控えておくと、いざというときに迷わずに済みます。

まとめ|震えは「様子」より「状況」で判断する

犬の震えは、寒さや興奮のような生理的なものから、痛み・低血糖・中毒・神経の病気まで、原因の幅がとても広い症状です。震え方そのものから病名を当てるのは、飼い主にも獣医師にも簡単ではありません。

だからこそ、見るべきは「状況」です。きっかけがあるか、原因を取り除くと落ち着くか、意識ははっきりしているか、他に症状があるか。この4点を押さえれば、赤・黄・緑のどこに近いかは判断しやすくなります。

そして、記録を残すこと。動画1本とメモ7項目が、診察室での何十分もの説明より正確に状況を伝えてくれます。気になるときは遠慮せず、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

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健康に関する免責事項・広告掲載について

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、獣医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。震えは原因の幅が広く、同じ見え方でも背景はさまざまです。愛犬の状態についての判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク等)が含まれます。紹介している商品は当サイト編集部が独自に選んだもので、特定の症状の予防や改善を目的としたものではありません。

※ 記載内容は執筆時点で信頼できると判断した情報をもとにしています。犬の症状や体質には個体差があり、最新の研究や情報によって内容が変わる可能性があります。海外の資料を参照している部分は、日本国内の製品や診療体制と事情が異なる場合があります。

※ 意識がない、けいれんが続いている、呼吸が苦しそう、大量に出血しているなど緊急性のある様子が見られる場合は、本記事を読み進める前に、ただちに動物病院へご連絡ください。

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