愛犬を連れてドライブ旅行に出かけたい——そう思ったとき、真っ先に気になるのが「どこで休憩できるか」ではないでしょうか。高速道路のSA・PAや一般道沿いの道の駅には、ドッグランや水飲み場を備えたペットフレンドリーなスポットが全国に点在しています。この記事では、犬連れで安心して立ち寄れる道の駅・SA・PAの具体的な施設情報から、旅行中の注意事項、そして揃えておきたい必需品・おすすめグッズまでまとめて解説します。

出発前に確認!犬連れ立ち寄りの基本ルール
どの施設でも共通して求められる3つの条件
- 狂犬病予防接種・混合ワクチンが1年以内に接種済みであること
- 鑑札と注射済票を首輪に装着していること
- 発情中・伝染性疾患の疑いがある犬は利用を控えること
SA・PAのドッグランはNEXCO各社が無料提供しています。ただしショップ・レストランへの入店は基本お断りで、テラス席がある一部施設を除いて、飼い主が食事をする間は愛犬をクレートや車内で待機させる必要があります。道の駅も同様で、ドッグランエリア以外では短リードでの歩行のみ可とする施設がほとんどです。現地ルールは訪問前に公式サイトで最新情報を確認してから出発しましょう。
ドッグランがある道の駅おすすめ5選【全国】

① 道の駅 雫石あねっこ(岩手県)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118番地10 |
| 電話番号 | 019-692-5577 |
| ドッグラン料金 | 無料・年中無休 |
| 営業時間 | 平日 9:00〜17:00 / 土日祝 9:00〜18:00 |
| エリア区分 | 小型犬用・中大型犬用に分離 |
岩手・秋田の県境に位置する複合型道の駅で、東北ドライブの休憩スポットとして人気があります。ドッグランで走り回った後に犬用の足湯で足を洗ってあげられるのが特徴で、人用足湯の隣に設置されています。ペットOKのキャンプ場も徒歩2分の場所にあり、一泊旅行の拠点としても使えます。
② 道の駅 保田小附属ようちえん(千葉県)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県安房郡鋸南町保田724 |
| 電話番号 | 0470-50-1238 |
| ドッグラン料金 | 無料・年中無休 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(受付は〜16:00) |
| 特記事項 | ペットOKのRVパーク(車中泊)併設 |
旧鋸南幼稚園を再利用したユニークな道の駅です。里山の風を感じながら走り回れる広々としたドッグランのほか、敷地内にペットOKのRVパークが併設されており、愛犬と一緒の車中泊が可能です。南房総・内房ドライブの拠点に最適で、食事・遊び・宿泊が一箇所でそろいます。
③ 道の駅 べに花の郷おけがわ(埼玉県)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県桶川市川田谷4324番地の1 |
| 電話番号 | 048-783-4031 |
| ドッグラン料金 | 無料・年中無休 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| エリア区分 | 小型犬用・中大型犬用の2エリア |
関越道・桶川北本ICから近く、東京方面からアクセスしやすい立地の道の駅です。フリスビー・ボールの持ち込みは禁止ですが、小型犬と中大型犬でエリアが分かれているため、サイズ差が気になる飼い主さんも安心して利用できます。高速利用前後の立ち寄りに便利です。
④ 道の駅 川根温泉(静岡県)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 静岡県島田市川根町笹間渡220 |
| 電話番号 | 0547-53-4330 |
| ドッグラン利用制限 | 15kg以上の大型犬は利用不可 |
| 特記事項 | 大井川のせせらぎ・豊かな緑に囲まれた絶景ロケーション |
大井川沿いの山間に位置するドッグランは、季節ごとに表情を変える自然の中で遊ばせられる贅沢な環境です。人用の温泉施設が隣接しており、犬は入れないものの、テイクアウト用の「温泉スタンド」(1家族120Lまで、20Lあたり60円)があります。電源付き車中泊サイトはペットOKで、川根茶の産地観光と組み合わせた1泊旅行にも向いています。
⑤ 道の駅 湘南ちがさき(神奈川県)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県茅ヶ崎市(湘南海岸近く) |
| ドッグラン料金 | 無料・24時間開放 |
| 利用条件 | 排泄物の持ち帰り必須 |
| 特記事項 | 2025年7月7日OPEN・地元農家の朝採れ野菜や湘南しらすが揃う |
2025年7月に開業した湘南エリア初の道の駅で、24時間開放のドッグランは珍しい存在です。早朝の海辺ドライブ帰りや深夜の長距離移動中にも立ち寄れます。地元農産物や湘南名物の海産品が並ぶ直売所も充実しており、ドライブのついでに食材を買って帰る楽しみもあります。
高速道路SA・PAのドッグラン活用ガイド

長距離ドライブでは2〜3時間ごとに休憩を挟むのが基本です。高速移動中にリフレッシュできる場所として、NEXCO各社がSA・PAにドッグランを整備しています。フェンスに囲まれた芝生エリアでリードを外して遊ばせることができ、すべて無料で利用できます。
NEXCO中日本(東海・甲信越エリア)の主なドッグラン設置SA・PA
| SA・PA名 | 路線 | 広場面積 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 鮎沢PA(上り) | 東名高速 | 594㎡ | 水飲み場・シャワーあり |
| EXPASA足柄(下り) | 東名高速 | 全犬種604㎡・小型292㎡ | サイズ別エリア区分あり |
| 牧之原SA(上り) | 東名高速 | 663㎡ | 芝生養生で季節閉鎖あり |
| NEOPASA駿河湾沼津(下り) | 新東名高速 | 全犬種538㎡・小型508㎡ | PET PARADISEでグッズ購入可 |
| 鈴鹿PA(上り) | 新名神高速 | 大中型700㎡・小型550㎡ | 大型犬エリアが広い |
| 長良川SA(下り) | 東海北陸道 | 234㎡ | 水飲み場・シャワーあり |
NEXCO中日本の新東名・NEOPASA浜松(上り)には上島珈琲店のテラス席があり、愛犬と一緒に店内でコーヒーを楽しめます。SA・PAで犬同伴の飲食ができる施設はまだ少なく、浜松方面を通るルートを選ぶとより快適な旅になります。
NEXCO東日本・西日本のドッグラン
NEXCO東日本は東北道・関越道・常磐道・圏央道・館山道などの路線にドッグランを設置しており、那須高原SA(下り)が知名度の高いスポットです。NEXCO西日本も阪神・山陽・九州エリアのSA・PAにペット専用水飲み場・シャワー付き足洗い場・排泄物ごみ箱をセットで整備しています。立ち寄る前に各社の公式サイトでドッグラン設置箇所を確認しておくと移動計画が立てやすくなります。
SA・PAドッグランの共通ルール(全社共通)
- 狂犬病予防接種・混合ワクチン接種が1年以内に完了していること
- 鑑札・注射済票を着用していること
- 凶暴性のある犬・発情中のメス犬・伝染性疾患の犬は入場不可
- 飼い主は必ず一緒に入退場し、愛犬の行動を監視すること
- 排泄物は指定のペット専用ごみ箱へ(または持ち帰る)
- ドッグラン内での飲食・エサやりは禁止
- 事故・トラブルは飼い主同士の自己責任で対応
犬連れドライブ旅行の注意事項
出発前の準備
- ワクチン接種証明書を携帯する——ドッグランの入場時や宿泊施設のチェックイン時に提示を求められる場合がある
- 迷子札・マイクロチップを確認——旅先では普段と違う環境に興奮して逃げ出すリスクが高まる
- かかりつけ動物病院の連絡先と旅行先付近の夜間対応病院を調べておく——体調不良は旅先でも起こりうる
- 車内のエアコン・換気の確認——夏場は出発前にクーリングも忘れずに
移動中の注意点
- 2〜3時間ごとに休憩を挟む——長時間の拘束は犬にとって大きなストレスになる
- エンジンを切った車内に犬だけで残さない——外気温25℃を超える日は、エンジン停止後数分で車内が危険な温度に達する
- 走行中はクレートかシートベルト固定を必ず行う——急ブレーキ時に犬が車内を飛び回ると、犬自身と運転者の両方に危険が及ぶ
- SA・PAの水飲み場を積極的に活用する——運動後の水分補給は熱中症予防に直結する
立ち寄り施設でのマナー
- リードは必ず装着し、引っ張りグセのある犬にはハーネスを使用する
- ドッグラン利用後は排泄物の確認を徹底する
- 他の犬と接触させる前に飼い主同士でひと声かける
- 車内に犬を残す場合でも必ず駐車場に停め、排気や直射日光の当たらない場所を選ぶ
旅行に持っていきたい必需品リスト

| カテゴリ | 必需品 |
|---|---|
| 識別・証明 | 鑑札・注射済票、迷子札、ワクチン接種証明書 |
| 食事・水 | いつものフード、折りたたみ食器、犬用飲料水(500ml以上) |
| 移動・安全 | クレートまたはドライブベッド、ハーネス、リード(予備含む) |
| 衛生・ケア | 排泄物袋、ウェットティッシュ、タオル(足拭き用) |
| 健康管理 | 常備薬、かかりつけ医の連絡先、旅先の動物病院情報 |
| 快適グッズ | お気に入りのおもちゃ・ブランケット、夏はクールマット |
「いつものフードを持参する」は特に重要です。旅先で急にフードを変えると消化器のトラブルを起こしやすくなります。また、ドッグランで足が汚れることを想定して、タオルと犬用ウェットシートを1枚ずつ手の届く場所に入れておくだけで、車内を清潔に保てます。
愛犬を守るドライブグッズ:選び方とおすすめ商品
犬を安全に車に乗せるためのグッズは大きく3タイプあります。愛犬の体格・性格・旅行スタイルに合わせて選んでみてください。
① ハードクレート
衝突安全性が最も高く、車・飛行機・ホテルで使い回せるのが強みです。慣れた犬にとっては「巣穴」になり、移動中も落ち着いて過ごせます。側面がメッシュ素材のタイプは通気性がよく、夏場の長距離移動でも蒸れにくい設計です。
こんな犬に:落ち着きがない・車酔いしやすい・大型犬
参考価格:3,000円〜15,000円程度
② ドライブボックス・ドライブベッド
後部座席に設置するクッション付きのボックスタイプです。窓からの景色を楽しめるため犬のストレスが少なく、シートベルトで固定できる飛び出し防止リード付きのものを選ぶのがポイントです。折りたたみ対応の商品は使わないときにシートを空けられて便利です。
こんな犬に:小型〜中型犬・乗り慣れているおとなしい犬
参考価格:3,000円〜12,000円程度
③ ペット用ドライブシート(セーフティーネット型)
後部座席全体を覆うシートタイプで、シートの汚れや毛の付着を防ぎます。中型〜大型犬にも対応でき、複数頭連れでもスペースを有効に使えます。洗濯機で丸洗いできる製品なら旅行後のケアも楽で、汚れや毛が気になる方に特に向いています。
こんな犬に:中型〜大型犬・複数頭連れ
参考価格:1,500円〜8,000円程度
④ 犬用折りたたみウォーターボウル
SA・PAの水飲み場やドッグランでの給水に役立ちます。シリコン製のワンタッチタイプはコンパクトに折りたためてポーチやポケットに収まります。夏の旅行では500ml以上の水を別途ペットボトルで携帯し、SA・PAごとに必ず補給してあげてください。
こんな犬に:アクティブな犬・夏場の旅行
参考価格:500円〜2,500円程度
免責事項
本記事に掲載している施設情報(営業時間・料金・ルール等)は執筆時点の情報をもとにしており、変更されている場合があります。お出かけ前に各施設の公式サイトや電話で最新情報をご確認ください。また、犬の体調や行動には個体差があります。旅行中に体調の異変を感じた場合は、速やかに近くの動物病院にご相談ください。
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専門家への相談推奨
持病のある犬、高齢犬、子犬を連れての長旅を計画する場合は、出発前にかかりつけの獣医師にご相談ください。長距離移動やドッグランの利用が愛犬に適しているかどうかは、健康状態・年齢・犬種によって異なります。
