犬のおやつ手作りレシピ15選|無添加で安心【アレルギー対応】

犬と食事


愛犬のおやつを手作りしてみたいけれど、何をどれだけ使えばいいのか迷いますよね。市販品の原材料表示を見て「これは何だろう」と不安になった経験がある方も多いようです。この記事では、犬のおやつ手作りレシピ15選を、分量・加熱温度・加熱時間・保存日数・1回の目安量までそろえてご紹介します。アレルギーに配慮した食材の選び方も一緒にまとめました。

先に結論(忙しい方はここだけでも)

  • 手作りおやつの最大の利点は「使った食材がすべて見えること」です。アレルギー管理がしやすくなります。
  • はじめは単一食材・低脂肪・少量から。反応を記録しながら食材を増やしていきます。
  • おやつの量は1日の摂取カロリーの10%以内が目安です(国際的な小動物獣医療団体WSAVAの推奨)。その分だけ主食を減らします。
  • 水分の多いおやつは冷蔵2〜3日、乾燥系は密閉して1〜2週間、冷凍は2〜3週間が目安です。
  • チョコレート・ぶどう・ねぎ類・キシリトール・アボカドは、無添加でも犬には危険です。台所から遠ざけてください。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク等)が含まれます。掲載しているレシピは、健康な成犬を想定した一般的な例です。持病・食物アレルギー・療法食中の場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

  1. 手作りおやつのメリットと注意点
  2. アレルギー対応の基本は「除去→単品→記録」
    1. 1. まずは「疑わしい食材」を減らす
    2. 2. 単一食材のおやつから試す
    3. 3. 記録する(時間・量・体の変化)
  3. 絶対NG食材チェック(誤食対策もセットで)
  4. 手作りおやつのカロリーと与える量
    1. 10%ルールの根拠と、国内基準との違い
    2. 体重別|おやつに使ってよいカロリーの目安
    3. もっと正確に計算したい方へ
  5. 犬のおやつ手作りレシピ15選(無添加・アレルギー配慮)
    1. レシピ1|さつまいもスティック
    2. レシピ2|かぼちゃのひと口蒸し
    3. レシピ3|バナナオートミールクッキー
    4. レシピ4|米粉のやさしいクッキー
    5. レシピ5|ささみジャーキー風
    6. レシピ6|にんじんチップス
    7. レシピ7|りんごのセミドライ
    8. レシピ8|かぼちゃ×オートミールのソフトクッキー
    9. レシピ9|ヨーグルト風ひんやりキューブ
    10. レシピ10|さつまいもボール
    11. レシピ11|白身魚のふわふわ蒸し
    12. レシピ12|かぼちゃのひと口プリン風
    13. レシピ13|オートミールパンケーキ
    14. レシピ14|野菜スープの製氷皿キューブ
    15. レシピ15|「単品素材」のリセットおやつ
  6. 保存方法(常温・冷蔵・冷凍の目安)
    1. 保存で失敗しないための4つのコツ
  7. 作る時間がない日は、市販の無添加おやつでも
  8. あると捗る道具&型
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q. 手作りおやつは毎日あげてもいいですか?
    2. Q. 保存のコツを教えてください。日持ちはどれくらいですか?
    3. Q. 危険な食材はどれですか?
    4. Q. 子犬にも手作りおやつをあげていいですか?いつからですか?
    5. Q. オーブンがなくても作れますか?
    6. Q. 手作りおやつだけで栄養は足りますか?
  10. 専門家に相談する目安
  11. まとめ/次に読みたい記事
  12. おすすめ商品(厳選3点)
  13. 免責事項・広告掲載について
  14. 参考文献
    1. 🛠️ お役立ちツール一覧

手作りおやつのメリットと注意点

犬のおやつを手作りする一番のメリットは、入っているものがすべて分かることです。市販品は原材料表示があっても、どの食材がどれくらい使われているかまでは読み取りにくいことがあります。手作りなら、自分が入れたものしか入りません。

アレルギーが疑われる犬と暮らしている場合、この「見える」という点は大きな安心につながります。また、食材の切り方や硬さを愛犬に合わせて調整できるのも利点です。シニア犬なら柔らかく、歯が丈夫な犬なら噛みごたえを残すといった加減ができます。

「無添加=安全」ではありません

ここは正直にお伝えしておきたい点です。添加物を使わなくても、食材そのものに毒性があるものは存在します。ぶどう・玉ねぎ・チョコレートなどは、どれだけ新鮮で無添加でも犬にとっては危険です。「無添加だから安心」ではなく、「犬に与えてよい食材を、無添加で調理する」という順番で考えてください。

もうひとつ。手作りおやつは主食の代わりにはなりません。1日の栄養の大半は総合栄養食のフードから摂るのが基本で、おやつは10%枠の中に収めます。

おやつだけでなく主食も手作りしてみたい方は、犬の手作りご飯レシピ10選もあわせてご覧ください。栄養バランスの考え方から解説しています。

アレルギー対応の基本は「除去→単品→記録」

食物アレルギーが心配なとき、手作りおやつは食材を絞り込みやすいという強みがあります。ただし、手作りおやつはアレルギーの治療ではありません。診断と治療は獣医師の領域です。ここでは、日常のおやつでできる「配慮」の範囲をご紹介します。

1. まずは「疑わしい食材」を減らす

これまでのおやつやフードで、体をかゆがった・耳をかいた・軟便になったといった変化があった日を思い出してみてください。そのとき与えていた食材を、いったんおやつから外します。犬の食物アレルギーで報告が多いのは、牛肉・鶏肉・乳製品・小麦・卵などのたんぱく源です。

2. 単一食材のおやつから試す

次に、食材を1つだけ使ったシンプルなおやつを与えます。さつまいもだけ、ささみだけ、といった形です。複数の食材を一度に混ぜると、反応が出たときにどれが原因か分からなくなります。新しい食材は1種類ずつ、数日おきにが基本です。

3. 記録する(時間・量・体の変化)

スマホのメモで十分です。「与えた日時/食材と量/その後24〜48時間の様子」を残します。見るポイントは、消化(便の状態・嘔吐)・皮膚(赤み・かゆみ)・耳(においやかき方)・元気の4つです。記録があると、動物病院での相談がぐっとスムーズになります。

自己判断の除去食は危険です

アレルギーの原因を特定する除去食試験は、加水分解タンパクや新規たんぱく源の食事を8〜12週間続けるなど、厳密な管理が必要とされています(出典: Royal Veterinary Center)。この期間中は、獣医師の許可がない限りおやつや味付きの薬も避けるべきとされます。

また、人の食物アレルギー領域では「自己判断で除去食品数を増やすのは危険」と公的機関が明確に注意喚起しています(出典: 環境再生保全機構)。必要のない食材まで外すと、栄養不足を招くおそれがあるためです。この考え方は犬でも同じです。

自己判断で長期間の除去食を続けたり、除去する食材を増やしたりすることは避けてください。気になる症状があるときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。

症状の見分け方や検査については、犬のアレルギー症状と対策犬のアレルギー検査の種類と費用で詳しく解説しています。除去食試験と血液検査の違いを知っておくと、相談のときに迷いにくくなります。

絶対NG食材チェック(誤食対策もセットで)

手作りを始める前に、必ず確認しておきたいのがNG食材です。少量でも中毒を起こす可能性があるものがあります。

食材 主なリスク
チョコレート・ココア テオブロミンによる中毒
ぶどう・レーズン 急性の腎障害の報告
玉ねぎ・長ねぎ・にら・にんにく(ねぎ類) 赤血球の破壊による貧血
キシリトール入りの食品 低血糖・肝障害
アボカド ペルシンによる消化器症状
りんご・もも等の種と芯 誤飲・成分によるリスク

調理中は、これらを台所の作業台に出しっぱなしにしないことも大切です。刻んだねぎがまな板に残っている、チョコを食べながら焼き上がりを待つ、といった状況が誤食につながります。

使おうとしている食材が不安なときは

当サイトの犬に与えてはいけない食材チェッカーで、その場で調べられます。台所に立ったままスマホで確認できます。

より詳しい一覧は犬に危険な食べ物一覧【緊急度別】で、中毒症状と緊急度をまとめています。逆に「使ってよい食材」を確認したい方は犬に与えていい野菜・フルーツ・食材完全リストが便利です。

万一、中毒が疑われる食材を口にしてしまった場合は、様子を見ずにただちに動物病院へご連絡ください。食べた物・量・時刻を伝えられると診察がスムーズです。

手作りおやつのカロリーと与える量

「おやつは1日の10%まで」とよく言われますが、実際に何グラムなのかが分からないと使えません。ここで具体的な数字に落とし込んでおきます。

10%ルールの根拠と、国内基準との違い

国際的な小動物獣医療団体であるWSAVA(世界小動物獣医師会)は、飼い主向け資料の中で「おやつは犬の1日の摂取カロリーの10%未満に抑えるべき」と明記しています。市販おやつ155品目を分析した査読論文でも、10%以内であれば主要な栄養素の充足に大きな問題は生じにくいと報告されています。

一方で、日本国内の目安は少し違います。環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では、おやつ・スナックは「1日あたりに必要なカロリーの20%以内に抑えることが大切」とされています。ペットフード公正取引協議会の指針も同様に20%までとしています。

つまり、国内の目安は20%以内、より保守的な国際基準では10%以内という幅があります。当サイトでは、体重管理と栄養バランスの両面から安全側に倒して10%を基本の目安としてご案内します。

体重別|おやつに使ってよいカロリーの目安

WSAVAの資料に掲載されている、健康な成犬(理想体重の場合)の1日あたりおやつ由来カロリー上限です。さつまいも換算は、さつまいも100gあたり約130kcalとして計算した参考値です。

体重 おやつ由来の1日カロリー上限 さつまいも換算(参考)
2kg 約14kcal 約11g
4kg 約24kcal 約18g
6kg 約32kcal 約24g
10kg 約47kcal 約36g
20kg 約79kcal 約60g
30kg 約108kcal 約82g

体重4kgのトイプードルなら、1日のおやつはさつまいも約18g分まで。これはスティック2本ほどです。思ったより少ない、と感じた方が多いのではないでしょうか。おやつを与えた日は、その分だけ主食を減らして調整します。

もっと正確に計算したい方へ

愛犬の1日に必要なカロリー(DER)は、次の式で概算できます。

  • RER(安静時必要エネルギー量)= 70 ×(体重kg)の0.75乗
  • DER(1日の必要カロリー)= RER × 係数
  • 係数の目安:未去勢・未避妊 1.8/去勢・避妊済み 1.6/高齢 1.1〜1.4/減量中 1.0

このDERの10%が、その子のおやつ枠です。計算が面倒な方は、当サイトの犬種別 餌の量自動計算ツールで1日の給与量を出し、その10%を目安にしてください。より詳しい考え方は犬の食事量の正しい計算方法で解説しています。

「そもそも今の体重が適正なのか分からない」という場合は、犬の肥満度チェッカー(BCS)で体型から確認できます。適正体重の考え方は犬の適正体重と肥満度チェックにまとめています。おやつが多すぎないかを見直すきっかけにしてみてください。

犬のおやつ手作りレシピ15選(無添加・アレルギー配慮)

15レシピ共通のルール

  • 油・砂糖・塩・調味料は一切使いません。素材の味だけで作ります。
  • 新しい食材は1種類ずつ、少量から。同時に2つ増やさないでください。
  • 加熱時間・温度はすべて目安です。オーブンの機種・食材の厚み・水分量で大きく変わります。
  • 焼き上がりは時間ではなく状態で判断します(狐色になる/中心まで火が通る/表面が乾く)。
  • 粗熱をしっかり取ってから保存容器へ。湯気が残ると傷みが早くなります。

分量を目分量で作ると、カロリー計算が合わなくなります。10%枠を守るうえでも、1g単位で量れるスケールがあると失敗が減ります。

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1g単位・1kgまで対応のシンプルなモデルです。手作りおやつの材料はほとんどが数十〜数百gなので、この容量で足ります。表示が大きく、粉ものを量るときも読みやすい形状です。
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レシピ1|さつまいもスティック

材料
さつまいも 中1本(約200g)/以上
作り方
よく洗い、皮つきのまま1cm角の棒状に切ります。10分ほど水にさらしてアクを抜き、水気をしっかり拭きます。竹串が通るまで15分ほど下ゆでしてから、160〜200℃のオーブンで20〜40分。厚みで差が出るため、表面が乾いて狐色になるまで様子を見ながら加熱してください。
でき上がり量
約20〜25本
保存の目安
密閉容器+乾燥剤で常温1〜2週間/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬(体重5kg前後)で1〜2本。さつまいもは100gあたり約130kcalとされ、意外とカロリーがあります。
アレルギー配慮
さつまいも単一。小麦・卵・乳・動物性たんぱく不使用です。

レシピ2|かぼちゃのひと口蒸し

材料
かぼちゃ 1/8個(約150g)
作り方
種とわたを取り、2〜3cm角に切ります。蒸し器なら蒸気が上がってから12〜15分。電子レンジなら500〜600Wで5〜6分、途中で上下を返します。竹串がすっと通れば火が通っています。粗熱を取ってからつぶし、ひと口大に丸めます。
でき上がり量
直径2cmで約12〜15個
保存の目安
冷蔵2〜3日/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1〜2個から。獣医師監修の資料では、かぼちゃの1日あたり目安量を小型犬(2〜5kg)24〜48g、中型犬(6〜15kg)55〜109g、大型犬(20〜50kg)136〜270gとしています。ほかのおやつと合算して10%枠に収めてください。
アレルギー配慮
かぼちゃ単一。加熱するだけなので、除去食の様子見期にも使いやすい一品です。

レシピ3|バナナオートミールクッキー

材料
バナナ 1本(約100g)/オートミール 60g
作り方
バナナをフォークでつぶし、オートミールと混ぜます。10分ほど置いて水分をなじませ、5mm厚に薄く成形します。170〜180℃のオーブンで15〜25分。焦げそうならアルミホイルをかぶせてください。
でき上がり量
直径3cmで約12〜15枚
保存の目安
密閉容器+乾燥剤で常温1週間/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1〜2枚。バナナは糖質が多めなので、与えすぎには注意します。
アレルギー配慮
小麦・卵・乳を使いません。ただしオートミールは麦類です。麦を避けたい場合はレシピ4の米粉クッキーへ。

レシピ4|米粉のやさしいクッキー

材料
米粉 80g/水 大さじ3〜4/お好みで蒸したさつまいも 30g
作り方
米粉に水を少しずつ加え、耳たぶくらいの硬さにまとめます。さつまいもを入れる場合はここで混ぜます。ラップで挟んで3〜5mm厚に伸ばし、型で抜きます。180〜190℃のオーブンで20〜30分。薄く伸ばすほどカリッと仕上がります。
でき上がり量
小さめの型で約20枚
保存の目安
密閉容器+乾燥剤で常温1週間/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1〜2枚
アレルギー配慮
小麦・卵・乳・油を使いません。小麦を避けたい犬に向く組み合わせです。

レシピ5|ささみジャーキー風

材料
鶏ささみ 2〜3本(約120g)
作り方
筋を取り、3〜5mmの薄切りにします。半解凍の状態だと切りやすいです。天板に間隔をあけて並べ、オーブン100〜150℃で40分〜1時間。途中で裏返し、水分をしっかり飛ばします。食品乾燥機を使う場合は60〜70℃で4〜8時間が目安です。曲げても折れずに戻る程度なら、まだ水分が残っています。
でき上がり量
約15〜20枚
保存の目安
しっかり乾いていれば密閉容器+乾燥剤で常温1〜2週間/冷凍2〜3週間。生乾きの場合は冷蔵2〜3日で食べきってください。
1回の目安量
小型犬で2〜3枚。低脂肪・高たんぱくで、ダイエット中の犬にも使いやすい食材です。
アレルギー配慮
鶏肉単一。鶏を避けたい場合はレシピ11の白身魚に置き換えられます。

低温でじっくり乾かすレシピ(5・6・7)のお助けグッズ

シリコンベーキングマット・オーブンシート:天板に敷いておくと、水分の出る食材が焦げつきにくくなります。洗って繰り返し使えるタイプなら、まとめ作りのたびに買い足す必要がありません。サイズは天板に合うか商品ページで確認してみてください。
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食品乾燥機(フードドライヤー):オーブンは低温を長時間キープするのが苦手で、ジャーキーが生焼けになることがあります。60〜70℃を保てる乾燥機があると、一度にまとめて作れて仕上がりも安定します。段数と庫内サイズは商品ページで確認してみてください。
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レシピ6|にんじんチップス

材料
にんじん 1本(約150g)
作り方
よく洗い、スライサーで2〜3mmの薄切りにします。キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。天板に重ならないよう並べ、160℃前後で25分を目安に焼きます。まだしんなりしていれば、5分ずつ追加してカリッとするまで様子を見てください。
でき上がり量
約30〜40枚
保存の目安
密閉容器+乾燥剤で常温1〜2週間。湿気ると一気に食感が落ちます。
1回の目安量
小型犬で3〜5枚。低カロリーな食材なので、他のレシピよりは枚数を出しやすい一品です。
アレルギー配慮
にんじん単一。動物性たんぱくを含みません。

レシピ7|りんごのセミドライ

材料
りんご 1個(約250g)
作り方
芯と種を完全に取り除き、2〜3mmの薄切りにします。オーブンなら150℃で30分ほど焼き、そのまま庫内に置いて余熱で乾かします。食品乾燥機なら60℃で10〜12時間が目安です。変色が気になる場合は、切ったあと水に数分さらしてから水気を拭いてください。
でき上がり量
約25〜30枚
保存の目安
水分が残るセミドライは冷蔵3日以内/完全に乾かせば密閉+乾燥剤で常温1〜2週間/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で2〜3枚
アレルギー配慮
りんご単一。種と芯には必ず注意し、完全に取り除いてください。

レシピ8|かぼちゃ×オートミールのソフトクッキー

材料
蒸したかぼちゃ 100g/オートミール 40g
作り方
つぶしたかぼちゃとオートミールを混ぜ、1cm厚に成形します。170℃前後で18〜20分が目安です。ソフトな食感を残したいので、焼きすぎないのがポイント。表面が乾く程度で止めます。※このレシピの温度・時間は、同系統のオートミールクッキーからの目安です。オーブンによって差が出るため、様子を見ながら調整してください。
でき上がり量
約10〜12個
保存の目安
水分が残るため冷蔵2〜3日/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1〜2個
アレルギー配慮
小麦・卵・乳は不使用ですが、オートミール(麦類)を含みます。噛む力が弱いシニア犬にも与えやすい柔らかさです。

レシピ9|ヨーグルト風ひんやりキューブ

材料
無糖プレーンヨーグルト 100g/お好みでつぶしたかぼちゃかバナナ 少量
作り方
材料を混ぜて製氷皿に流し入れ、冷凍庫で3〜4時間以上凍らせます。凍ったら製氷皿から出し、保存袋に移し替えます。与えるときは少し室温に置き、表面がゆるむくらいにしてからどうぞ。
でき上がり量
製氷皿1皿分(約12個)
保存の目安
冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬でキューブ1〜2個。獣医師監修の資料では、ヨーグルトの1日あたり上限の目安を超小型犬(3kg)86g、小型犬(5kg)127g、中型犬(10kg)214g、大型犬(30kg)359gとしています。ただしこれは「おやつ全体のカロリー上限に換算した最大量」で、ヨーグルトだけでここまで与えてよいという意味ではありません。実際にはずっと少量にとどめてください。
アレルギー配慮
乳成分を含みます。乳アレルギーの犬には使えません。乳糖をうまく消化できず軟便になる犬もいるため、初めては小さじ1杯程度から試してください。

レシピ10|さつまいもボール

材料
さつまいも 中1本(約200g)
作り方
よく洗ったさつまいもを、濡らしたキッチンペーパーとラップで包みます。電子レンジ600Wで4分ほど加熱し、竹串が通るか確認します。固ければ1分ずつ追加してください。皮をむいてつぶし、ひと口大に丸めます。オーブンを使わないので、思い立った日にすぐ作れます。
でき上がり量
直径2cmで約15個
保存の目安
冷蔵2〜3日/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1〜2個
アレルギー配慮
さつまいも単一。オーブンなしで作れる代表レシピです。

レシピ11|白身魚のふわふわ蒸し

材料
白身魚(たら・かれい等)1切れ 約80g
作り方
皮と骨を完全に取り除きます。耐熱の器に入れ、蒸し器で弱火10〜15分を目安に蒸します。時間よりも「中心まで白く火が通ったか」を竹串で確認してください。粗熱を取ってから、ひと口大にほぐします。
でき上がり量
ひと口大 約8〜10個
保存の目安
冷蔵2〜3日以内/冷凍2〜3週間。生魚由来のため、他のレシピより保守的に見てください。
1回の目安量
小型犬でひと口大2〜3個
アレルギー配慮
魚単一。鶏や牛を避けたい犬の新しいたんぱく源として使えます。
注意
獣医師の解説では、犬に魚を与える際は加熱の徹底・小骨・アニサキスやヒスタミンによる食中毒への注意が挙げられています。新鮮なものを使い、必ず十分に加熱してください。

レシピ12|かぼちゃのひと口プリン風

材料
蒸したかぼちゃ 60g/卵 1個/水 50ml
作り方
材料をよく混ぜ、なめらかになるよう茶こしで漉します。小さな器に流し入れ、弱火〜中弱火で12〜15分を目安に蒸します。竹串を刺して生地がついてこなければでき上がりです。※卵入りの蒸し物は火加減で仕上がりが変わります。断定的な分数ではなく、状態で判断してください。
でき上がり量
小さめの器で3〜4個
保存の目安
冷蔵2〜3日以内。卵とかぼちゃの蒸し物は傷みやすいので、早めに食べきってください。
1回の目安量
小型犬で小さじ2〜3杯
アレルギー配慮
卵を含みます。卵は犬のアレルゲンになることがあるため、初めては小さじ1杯から試してください。

レシピ13|オートミールパンケーキ

材料
オートミール 40g/水 60ml/お好みですりおろしにんじん 20g
作り方
オートミールを水でふやかし、混ぜて生地にします。フライパンを弱火で熱し、油をひかずに直径5cmほどに落とします。片面3〜4分ずつを目安に、両面に軽く焼き色がつき中まで火が通るまで焼いてください。※火力によって差が出るため、時間はあくまで目安です。
でき上がり量
直径5cmで約4枚
保存の目安
冷蔵2〜3日/冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬で1/4枚程度。1枚まるごとは多すぎます。
アレルギー配慮
小麦・卵・乳は不使用ですが、オートミール(麦類)を含みます。オーブン不要で作れます。

レシピ14|野菜スープの製氷皿キューブ

材料
にんじん・かぼちゃ・キャベツなど合わせて100g/水 300ml
作り方
野菜を小さく切り、柔らかくなるまで10〜15分煮ます。塩・コンソメ・だしの素は一切入れません。粗熱を取ってから製氷皿に流し、冷凍します。凍ったら保存袋に移します。普段のフードにひとつ乗せて、水分補給を兼ねる使い方もできます。
でき上がり量
製氷皿1皿分(約12個)
保存の目安
冷凍2〜3週間
1回の目安量
小型犬でキューブ1〜2個
アレルギー配慮
使う野菜を愛犬に合わせて選べます。玉ねぎ・長ねぎなどのねぎ類は絶対に入れないでください。

レシピ15|「単品素材」のリセットおやつ

材料
使い慣れた食材をひとつだけ(さつまいも/ささみ/白身魚 など)少量
作り方
味付けをせず、柔らかくなるまで茹でるだけです。小さく切り分けて与えます。新しいおやつを試して体調に変化が出たときや、食材を絞り込みたいときに戻ってくる「基準点」になる一品です。
でき上がり量
その都度、少量ずつ作ります
保存の目安
使う食材の目安に準じます。水分の多いものは冷蔵2〜3日以内が基本です。
1回の目安量
ごく少量から。1回につき1種類だけにしてください。
アレルギー配慮
単一食材。ただしこれは除去食試験の代わりにはなりません。自己判断で長期間続けず、必要なときは獣医師の指導のもとで進めてください。

保存方法(常温・冷蔵・冷凍の目安)

手作りおやつには保存料が入っていません。市販品と同じ感覚で置いておくと、思ったより早く傷みます。ここでは、おやつのタイプ別に保存の目安をまとめました。

タイプ 該当レシピ 常温 冷蔵 冷凍
乾燥系(ジャーキー・チップス・クッキー) 1・3・4・5・6・7 密閉+乾燥剤で1〜2週間目安 2〜3週間目安
蒸し・ソフト系(水分が多いもの) 2・8・10・11・12・13 不可(傷みやすい) 2〜3日以内 2〜3週間目安
冷凍前提(ヨーグルト・スープキューブ) 9・14 2〜3週間目安

保存日数についての正直な話

犬の手作りおやつに特化した公的な統一基準は、現時点では存在しません。専門店やメディアが示す目安も「1週間」から「2ヶ月」まで幅があります。上の表は、その中で最も保守的な(短い方の)数値を採用したものです。

食材・水分量・保存環境で差が出ます。目安より早めに食べきることをおすすめします。においや見た目に違和感があれば、迷わず処分してください。

保存で失敗しないための4つのコツ

  • 粗熱を完全に取ってから容器へ。湯気が残ると水滴になり、傷みやカビの原因になります。
  • 小分けにする。1回分ずつ分けておけば、必要な量だけ取り出せて衛生的です。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つのが目安です(厚生労働省の家庭向け食中毒予防より)。
  • 取り出すときは清潔な箸やスプーンで。手で直接触ると傷みが早くなります。

小分け保存に使えるもの

小分け保存容器(冷凍対応):離乳食用のサイズが、犬のおやつ1回分にちょうど合います。キューブ状のおやつを凍らせたあとの移し替え先としても便利です。容量と冷凍対応の可否は商品ページで確認してみてください。
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※ フリーザーバッグの商品リンクは準備中です。平らにならして凍らせると、解凍が早く場所も取りません。

作る時間がない日は、市販の無添加おやつでも

正直なところ、毎日手作りするのは大変です。仕事が長引いた日、体調が優れない日、旅行中。そういう日に「手作りできなかった」と落ち込む必要はありません。

市販のおやつを選ぶときは、原材料表示を見て使われている食材の数が少ないものを選ぶと、手作りの延長線上で管理しやすくなります。アレルギーが心配な食材が入っていないかも、あわせて確認してください。ただし「無添加」と書かれていても、その食材が愛犬に合うかどうかは別の話です。

市販おやつの選び方とカロリー管理については、犬のおやつの与え方と選び方|カロリー管理で詳しくまとめています。10%ルールは市販品でも同じです。

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あると捗る道具&型

なくても作れますが、あると手間が減る道具をご紹介します。掲載順は優劣を示すものではありません。用途で選んでみてください。※商品は例です。

見た目重視
シリコン型(肉球・骨モチーフ)

生地を流し込むだけで形が揃うので、1個あたりの量を一定にしやすくなります。カロリー計算をするうえでも「1個=何g」が固定できるのは実用的です。ヨーグルトキューブ(レシピ9)にも使えます。
こんな方におすすめ: 写真を撮りたい方、贈り物にしたい方
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まとめ作り向け
シリコン型(複数キャビティタイプ)

一度に多くの個数を成形できるタイプです。週末にまとめて作って冷凍しておきたい方に向きます。シリコン製は型から外しやすく、洗うのも簡単です。サイズと耐熱温度は商品ページで確認してみてください。
こんな方におすすめ: 作り置きしたい方、多頭飼いの方
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分量を守るなら
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10%ルールを守るには、まず量ることからです。1g単位で量れれば手作りおやつには十分です。
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よくある質問(FAQ)

Q. 手作りおやつは毎日あげてもいいですか?

A. 量を守れば毎日でも問題ないとされています。目安は1日の摂取カロリーの10%以内です。おやつを与えた分は、主食を減らして調整してください。ただし体調が優れない日や、療法食を食べている場合は、獣医師に確認してからにしましょう。

Q. 保存のコツを教えてください。日持ちはどれくらいですか?

A. 粗熱を完全に取ってから、小分けにして密閉容器に入れるのが基本です。乾燥系は密閉+乾燥剤で常温1〜2週間、水分の多いものは冷蔵2〜3日、冷凍は2〜3週間が目安です。保存料が入っていないため、目安より早めに食べきることをおすすめします。

Q. 危険な食材はどれですか?

A. チョコレート・ぶどう・レーズン・ねぎ類(玉ねぎ、長ねぎ、にら、にんにく)・キシリトール入り食品・アボカドは代表的なNG食材です。りんごやももの種と芯も避けてください。判断に迷う食材は与えてはいけない食材チェッカーで確認できます。誤食が疑われるときは、様子を見ずに動物病院へご連絡ください。

Q. 子犬にも手作りおやつをあげていいですか?いつからですか?

A. 一般的には生後2〜3ヶ月頃から、体調が安定していれば少量ずつ始められると言われています。ただし生後6ヶ月頃までは消化器がまだ未成熟です。シンプルな食材を、ごく少量から試してください。成長期は総合栄養食を優先し、おやつで食事量が減らないよう注意します。心配な場合はかかりつけの獣医師に相談してみてください。主食側の考え方は犬の手作りご飯レシピ10選も参考になります。

Q. オーブンがなくても作れますか?

A. 作れます。電子レンジで完結するのはレシピ2(かぼちゃのひと口蒸し)とレシピ10(さつまいもボール)です。フライパンだけで作れるのはレシピ13(オートミールパンケーキ)です。冷凍庫だけで作れるのはレシピ9(ヨーグルトキューブ)。レシピ14(野菜スープキューブ)はオーブンこそ不要ですが、鍋で10〜15分の下ゆでが必要です。蒸し器があればレシピ11・12も作れます。

Q. 手作りおやつだけで栄養は足りますか?

A. 足りません。おやつはあくまで1日の10%枠であり、栄養の大半は総合栄養食のフードから摂るのが基本です。手作りおやつは「楽しみ」と「食材を把握するための手段」と考えてください。主食のフード選びは【2026年版】ドッグフードおすすめランキング15選を参考にしてみてください。

専門家に相談する目安

手作りおやつを取り入れるなかで、次のような様子が見られたら、自己判断で続けず動物病院に相談してください。

  • 新しい食材を与えたあとに下痢・軟便・嘔吐が続く
  • 体をかゆがる、耳をしきりにかく、皮膚に赤みや脱毛が出る
  • おやつを見直しても体重が増え続ける、または急に減る
  • 食欲が落ちる、元気がない日が続く

除去食は必ず獣医師の指導のもとで

食物アレルギーが疑われる場合、自己判断で長期間の除去食を続けたり、除去する食材を増やしたりすることは避けてください。必要最小限の除去でなければ栄養不足を招くおそれがあります。

正確な原因の特定には、処方食や新規たんぱく源を用いた除去食試験(8〜12週間程度)が推奨されています。試験中はおやつも制限の対象になります。手作りおやつを与えてよいかどうかも含め、かかりつけの獣医師にご相談ください。

また、療法食を食べている犬におやつを追加する場合は、必ず事前に獣医師の確認を取ってください。

まとめ/次に読みたい記事

犬のおやつの手作りは、特別な技術がなくても始められます。大切なのは、使ってよい食材を選ぶこと量を守ること、そして愛犬の様子を見ながら少しずつ進めることの3つです。

まずはレシピ2(かぼちゃのひと口蒸し)やレシピ10(さつまいもボール)のような、電子レンジだけで作れる単一食材のものから試してみてください。うまくいったら、次の食材へ。焦らず1種類ずつ増やしていくのが、結局いちばん近道です。


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1g単位・1kgまでのシンプルなモデルです。手作りおやつの材料はほとんどが数十〜数百gなので、この容量で足ります。10%ルールを守るための土台になる道具です。
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こんな方におすすめ: 見た目も楽しみたい方、贈り物にしたい方
参考価格: 商品ページで確認してみてください

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1回分ずつ分けておけば、必要な量だけ取り出せて衛生的です。離乳食用のサイズが犬のおやつ1回分にちょうど合います。冷凍対応かどうかは商品ページで確認してみてください。
こんな方におすすめ: 週末にまとめて作りたい方
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※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク等)が含まれます。紹介している商品は、当サイト編集部が独自に選定したものです。掲載順は優劣を示すものではありません。

レシピはすべて、健康な成犬を想定した一般的な例です。加熱温度・加熱時間・でき上がり量・保存日数は目安であり、食材の状態・調理器具・保存環境によって変わります。犬の体質・体格・持病によって適した食材や量は異なります。

食物アレルギーが疑われる場合、自己判断で長期間の除去食を続けたり、除去する食材を増やしたりすることは避けてください。必要最小限の除去でなければ栄養不足を招くおそれがあります。原因の特定には獣医師の指導のもとでの除去食試験が推奨されています。手作りおやつはアレルギーの治療ではありません。

「無添加」は「安全」と同じ意味ではありません。ぶどう・ねぎ類・チョコレートなど、食材そのものに毒性があるものがあります。中毒が疑われる食材を口にした場合は、様子を見ずにただちに動物病院へご連絡ください。

本記事の情報は、執筆時点で信頼できると判断した情報をもとに構成しています。ただし犬の状態には個体差があり、最新の研究・情報により内容は変わる可能性があります。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の獣医療行為・治療方針を推奨するものではありません。気になる症状や具体的な健康管理については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

参考文献

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